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2017年7月

読みたい心に火をつけろ!――学校図書館大活用術

本を読むことは良い事であるのだが、そもそも本を読んだことがない人にとっては何から読んでいけば良いのか分からなくなる。そのため本をどのようにして探したり、読んだりしていけばよいかを指し示す一冊ないし、方法があればと考えていたのだが、本書があった。その本書は本の探し方から読書をすることの尊さに至るまで中学生や小学生を対象に教えている。もっともそろそろ夏休みで読書感想文を書く時期を考えると今本書を取り上 […]

ゼンマイ

ゼンマイというと山菜の一つであると同時に、人形やロボットと言ったものを動かす基礎となるものを表している。 本書はある人が残したゼンマイの在処を巡ってモロッコへと旅立つ珍道中である。モロッコというとまさに奇怪であり、なおかつ男2人を考えると旅の道中はトラブルがいくつもつきものとなってくる。日本でも古典の中に「東海道中膝栗毛」があり、数多くの改作が組まれ、男2人旅の珍道中を描いている。 では本書はその […]

「写楽」問題は終わっていない

江戸時代を代表する絵の一つとして「浮世絵」がある。その浮世絵を描いた人物として代表的な人として「東洲斎 写楽(とうしゅうさい しゃらく、どうじゅうさい しゃらくとも読む)」がいる。しかしその写楽は生没年不詳であり、どのような人物なのか全くと言ってもいいほど謎に包まれている。この写楽の存在は今日まで議論の的となっていったが、現在でこそ斎藤十郎兵衛(さいとう じゅうろべえ)が有力とされているのだが、本 […]

中学生になったら

私が中学生になったのは今から19年前の時である。もっとも中学生になった時のことは全く覚えていないのだが、中学生の頃の自分は色々なことで悩み、動いたとも言える。多感で、なおかつ悩み多い中学生の生活はどのようにしたら良いのか、その手ほどきをしているのが本書である。 1章「中学校の生活」 中学校生活は小学校生活とは異なり、様々な会や部活、行司がある。もっとも授業をいかにして受けたらよいのか、さらには先生 […]

失踪.Com 東京ロンダリング

失踪者は毎年のように出るのだが、そもそも失踪者と言うと理由もあれば、理由もなく失踪をする人もいる。その失踪者がいかにして生まれたのか、本書ではそこに事故物件が住んでいる人々であるという。その事故物件をロンダリング(洗浄)する業者が再び動き出した。 しかしそのロンダリングをするような人々に対してとある「妨害」があった。その妨害は一体だれが、そしてどのように行われてきたのか、それを負っていくうちに事故 […]

そのビジネスから「儲け」を生み出す 9つの質問

ビジネスには必ずと言ってもいいほど「儲け」は必要である。そのもうけを見つけることがどうしても必要になるのだが、なかなか見つからない。その見つからないと思っている方々のために、どのようして見つけたら良いのか、そこには「9つの質問」があるのだという。その質問とその使い方について伝授しているのが本書である。 CHAPTER1「ビジネスの次の一手は、ナインセルが握ってる!」 ビジネスの手を決める要素は数多 […]

アシタノユキカタ

「母を訪ねて三千里」という作品がある。本書はその作品に少し似ている部分があった。先述の作品は母を追いかけて遠い国へと自ら旅をした。一方本書の場合は「母を探して」と言う部分で共通するところであるのだが、主体となって動いているのはその母の恩師であり、なおかつ一人ではなく、探している母の娘も一緒に連れてのこと。しかも国跨ぎでなく、地方をまたいで探しに出かけるというものにある。 その旅の中で知ることとなっ […]

♯HOOKED 消費者心理学者が解き明かす「つい、買ってしまった。」の裏にあるマーケティングの技術

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 「HOOKED」とは一体何なのか、それはマーケティングにおいてもっとも重要な要素としてあげられるのだが、その重要な要素とはいったい何か、そのマーケティング手法とマインド、さらには傾向に至るまでのことを取り上げている。 PERT1「HOOKを深く理解するために」 「HOOK」とは「フック」と呼ばれており、簡単に言えば「しかけ」と呼ばれるものである。購買に結び […]

死の天使はドミノを倒す

とある事件が起こり、警察や検察、弁護士といった人間が関わる。それらの人物の周りには必ずと言ってもいいほど「ミステリ」と呼ばれるものが出てくる。 本書はそれらの他にも売れない作家や編集者などが交わり、「文章」に携わる方々も巻き込んだものである。そこにはある「事件」が共通しているのだが、その事件が「死の天使事件」である。 では「死の天使事件」とは一体どのような事件なのか、そしてなぜ謎に包まれたのか、関 […]

ルポ 難民追跡――バルカンルートを行く

一昨年から国際問題の一つとして挙げられるのが、「難民」である。その難民は中諸国をはじめ、不安定情勢となった国々の民が希望をもってヨーロッパに渡る。しかしヨーロッパの中では受け入れ・拒否両論が交差しており、なおかつせめぎあいが起こっている。もっともイギリスのEU離脱の大きな要因としてある。その要因がなぜ発生し、様々な国が難民に対してどのように扱ったのか、そのことを取り上げているのが本書である。 第一 […]