孫子が指揮する太平洋戦争

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大東亜戦争は日本にとって敗戦となた一戦であったのだが、その歴史の中に「if」があるとしたらどうなるのか。そもそも歴史を学ぶにして「if」はタブーであるのだが、そのタブーを犯しても孫子の兵法ではどのような戦いになっていくのか、大東亜戦争の中で有名な戦いをシミュレーションしている。

第1章「真珠湾攻撃―兵は詭道(きどう)なり」
1941年12月8日に日本海軍のハワイの真珠湾沖で奇襲攻撃を行ったと言われている。実際には宣戦布告を行った上で攻撃を始める想定だったがその布告が遅れたことにより奇襲攻撃のようになってしまったと言われる。
その中にある攻撃のあり方は孫子だったらどうなるのかを取り上げている。

第2章「ミッドウェー海戦―勝(しょう)を知るに五あり」
元々日本軍有利だったのだが、この戦いを機に天秤が傾き日本が不利の状況に陥った。そこには海軍の致命的なミスがあったのだが、その本質とは何か、孫子と共に検証している。

第3章「ガダルカナル作戦―人を致して人に致されず」
攻勢だった日本軍が防戦一方になってしまったきっかけがガダルカナル作戦である。もっとも戦力と作戦はどうあったのか、もし孫子の兵法を引用するとしたらどのような作戦があり、戦況は変化したのかを取り上げている。

第4章「重慶作戦とセイロン作戦―勝ち易きに勝つ」
重慶作戦とセイロン作戦は実際にその作戦が行われたかというと、計画こそ立てられたものの、戦況が不利になったことで中止になった作戦である。もっともその2つの作戦はいったい何か、孫子の兵法に合致しているのかを検証している。

第5章「インパール作戦―将は五危あり」
インドのインパールが戦地となったインパール作戦ではアメリカ軍のみならずイギリス軍までも加勢し、日本は予想外の事態に翻弄されることとなった。その翻弄されることとなった状況から脱するヒントとして孫子の観点からどのような分析を行ったのかを取り上げている。

第6章「マリアナ沖海戦―勝つべからざる者は守なり」
大東亜戦争の中でも最大の爆撃線となったのがマリアナ沖海戦であるのだが、その爆撃線でも日本は敗北を喫した。そもそもその戦いにはどのような意味があったのか、孫子の立場で考察を行っている。

第7章「レイテ決戦―死地には則(すなわ)ち戦う」
レイテ決戦では後にGHQで活躍するダグラス・マッカーサーが指揮官として戦った所でもある。このときに神風特攻隊が誕生したのだが、その決戦では当時の日本の想定を上回るようなことの連続であったという。孫子の兵法ではそのような状況に対しどのように立ち向かったのかも想定している。

第8章「本土決戦―亡国は以(もつ)て複(ま)た存すべからず」
本土決戦は大東亜戦争の末期頃にその声が叫ばれ、軍部でも行う準備をしていたのだが、最終的には行われなかった。しかし本土決戦が行われるとしたらどうなるのか、そしてそこに意味があるのかを検証している。

大東亜戦争を検証していく材料として孫子の兵法は画期的のように見えるのだが、実際にはそういた本はいくつか見かけたことがある。しかしながら孫子の兵法の一節を用いたら戦況は変わるのかと言うと、なかなか難しい所がある。

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