奇跡の村 地方は「人」で再生する

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地方には限界集落と呼ばれるような所がある。しかし所によっては「奇跡」と呼ばれるような村も存在する。その村々はなぜ「奇跡」と呼ばれるようになったのか、そこには「人」が媒介としている。その「人」とはどのような人かそれを取り上げている。

第一章「奇跡の村「下篠村」」
日本の出生率は回復傾向にあるのだが、まだまだ低い状況にある。しかしこの下篠村は全国でも有数の出生率の高さ、そして若者たちの「Iターン」の受け皿となっている。そのために村でありつつも若々しさをつかみ、市町村合併を避けて成長していくことができた。生き残るためには変化が絶えず必要とされているのだが、その必要とされている中で下篠村はどのような政策を行ったのかを列挙している。

第二章「消滅可能性ナンバーワン?「南牧村」を訪ねて」
元々最も消滅の危険性が高い村だった南牧村だが移住者への受けいるも積極的に行ったのだが、そもそも政策を行い始めた段階で既に70代以上の人がほとんどを占めていた。もちろん活性化をしようにもなかなかうまく行かない中で若々しさよりも今の高齢者が元気でいられるような創生政策を次々と出している。

第三章「人をつなげる役場職員「旧・藤野町」」
藤野町は10年前に相模原市に市町村合併し、もう無くなった。そもそも町の消滅は元町民らにはどのように受け入れられたのか、そしてその経緯とは何かについて取り上げている。

市町村合併は今でこそ少なくなってきているのだが、10年ほど前までは盛んに行われていた。私の生まれ育った北海道もかつては212市町村だったが、度重なる市町村合併に伴い179市町村になったほどである。そのような風にさらされながら今もなお生き残ったり、活性化したりしている村もあれば、淘汰された村もある。なぜそうなったのかがよく分かる一冊である。

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