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2017年12月1日

一茶の相続争い――北国街道柏原宿訴訟始末

「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」 小林一茶(本名:小林弥太郎)は百姓でありながら、俳諧師として江戸時代の文化を彩った人物の一人として今日も名を馳せている。 しかしこの一茶はある「争い」に巻き込まれていた。もっともそういったエピソードが語られることはほとんどなく、本書のように深く述べられた本はなかった。本書は語られることがほとんどなかったある「争い」について取り上げるとともに、その顛末を記してい […]