野川

高校では色々な種類の青春がある。部活に授業に課外活動に、そして放課後にと様々な場で「青春」がある。その青春は様々な風景を通して見ることができるのだが、本書はその「青春」の中では一風変わっている。

課外活動なのだが、部活でも授業でもない中で仲間たちと伝書鳩を育てると言うもので、教師と生徒とで活動をすると言うものである。

鳥の目からどのような世界が映るのか、さらに取りを育てるために見たり触れたりしていく中で森林はもちろんのこと「野」や「川」はどのような姿をしているのかを現している。

生き物を育てること、命の大切さ、自然の大切さをまざまざと知ることができる一冊であり、自分自身も故郷である旭川で自然と戯れていた時代をふと思い出しながら読むことができた。