BB/PP

何か「バーバパパ」のようなタイトルのように見えるのだが、ある言葉の略であり、「Blue Beard」と「Purple Pubes」の頭文字を取ったものである。日本語に直訳するのはエチケットの関係から省くのだが、ある意味コードネームのようなものであることが窺える。

本書はタイトルも含めた短編集であるのだが、人工知能があるなど「SF」の要素も含まれている。

しかし本書はSF作品のみならず、叙情的、なおかつ牧歌的な作品もあり、恋愛や青春まで何でもござれと言うような短編集であり、あるジャンル好きの方であればあまり適さない。むしろ色んな小説を読んでみたいと言うような方々であれば本書はおすすめである。ありとあらゆるジャンルの短編として楽しめるからである。