シングルマザーの貧困

非婚・晩婚化の一途を辿る中でシングルマザーと呼ばれる世帯も出てきている。その出てきている中でシングルマザーが貧困にあえいでいるようなことがあったという。しかしながらシングルマザーの貧困はメディアではあまり取り上げられていない。その知られざることを深掘りしながら列挙している。

第1章「シングルマザーの貧困問題」
シングルマザーの貧困は子育て・教育だけでなく、生活費を得る必要があるため、どうしても働く必要がある。しかしながら子育てを行う必要があるため労働時間も限られている。そのため「貧困」と言ってもお金の意味での「貧困」と、第4章にて述べる時間的な意味での「貧困」がある

第2章「離婚貧国・日本―豊かな国の貧しい社会政策」
なぜシングルマザーでも貧困が起こるのか、それはいったん結婚したために安定した収入が離婚に伴い、不安定になったり、あるいは収入が減少したりするようなことがあり、貧困に陥るという。

第3章「近代家族の矛盾」
そもそも離婚をするにしても様々な要因がある。もっとも最近の離婚理由も多様化しており、協議しての離婚もあれば、調停や裁判になることにまでなるという。子持ち世帯になるとその離婚を経てシングル(「バツイチ」など)になるのだが、その多様化した要因は「家族」のあり方の変化が挙げられる。

第4章「シングルマザーの「時間貧困」」
第1章でも書いたように時間的な貧困がある。そこには二面的な側面がある。一つは労働時間の制約、そのために収入を確保することが難しいことにある。子育てに時間を割く必要があるため、労働時間が限られ、なおかつ子どもの突発的な要因によって休む必要になることもあるのだという。そのためシングルマザーならではの「貧困」の一つとして「時間貧困」がある。

第5章「選択的未婚の母」
あえて離婚を選んだり、シングルマザーを選んだリルするような方もいる。そういった方々はなぜそれを選んだのか、そのことを取り上げている。

第6章「根強い日本の文化規範」
結婚のあり方や家族のあり方が多様化して行く中で文化規範は変わっているのかというと変わり切れていない部分も少なくない。なぜ対応できないのか、そして対応できるための対策とは何か、その対策を列挙している。

シングルマザーも様々であるのだが、中でも時間的・金銭的、あるいはその両方で貧困にあえいでいる方も少なくない。現状を知ることによってどのように対策すべきか、その「現状」を知ることのできる一冊である。

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