1時間で歴史とビジネス戦略から学ぶ いい失敗 悪い失敗

著者の鈴木様より献本御礼。
成長をするにも失敗はつきものであるのだが、失敗にも2種類ある。それは本書のタイトルにあるように「いい失敗」と「悪い失敗」である、前者であれば成長するための糧であるのだが、後者の場合は成長はおろか破滅へと導くようになる。それは失敗した後の振る舞いにも影響をして行くそうだが、果たしてその振る舞いによってどのように違いが出るのか、本書は戦略や歴史などから紐解いている。

第1章「いい失敗と悪い失敗の違い」
前者と後者の違いは冒頭でも書いたのだが、本章ではもっと深掘りして「ミス」や「後悔」と言ったことを事件やエピソードなどを交えて織り上げている。他にも「失敗」にしても様々な原因がある。その原因をいかにして「対策」へと道を進め、失敗を成功に導くことができるのかも併せて説いている。

第2章「失敗ではないのに、勘違いしてしまうのはなぜか?」
「失敗」と「勘違い」は異なる。もっとも自分が「失敗」と思っているものでも、相手から見たら「成功」と言え、逆に自分が「成功」と思っても、相手から見ると「失敗」と見えてしまう。もっとも失敗にしても自分で捉えているのと、相手の視点でも差が出てくる。それが「勘違い」として出てくるのだが、その勘違いこそが失敗とするのか、相ではないかの差になってくる。

第3章「いいコミュニケーションが失敗を防ぐ」
失敗するにしても、成功にするにしても「コミュニケーション」がカギとなる。そのコミュニケーションは単純にやりとりを行う、あるいは伝えるのみならず相手から答えや対応を引き出すようなことを適切に引き出すのだという。もっともコミュニケーションのやりとり一つとしても、人によって、あるいは伝え方によって答えが変わってくる。

第4章「失敗を成功に転換する人の考え方」
失敗を成功に導くためには冒頭にも述べたように「失敗」の扱いをどうするかによる。その失敗をチャンスとしたり、経験としたり、教訓としたりすることによってその失敗をプラスにすることができるのだが、失敗を失敗とさせることもある。それは実際のところ「自分次第」というほかない。

第5章「失敗のあとで、成果を最大にするために」
失敗はどうしてもネガティブなものであるのだが、失敗を糧とするのであれば、それがポジティブなものである。後者を目指すためにはどうしたら良いのか、それは「学ぶ」「武器にする」ことにある。

失敗は人生のなかにてつきものである。つきものである失敗を成功につなげていくのか、それは自分次第であるが、そのヒントを本書でもって知ることができる。

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