100億人のヨリコさん

ある意味で増殖しているような生き物なのかと思ったのだが、実際に大量の「ヨリコさん」が出現して奇想天外な展開を見せるというような物語である。

「フィクション」であるが故のナンセンスさであるのだが、そのナンセンスさがとても小気味よく、なおかつテンポが良かった。

本書はとある大学の学生寮が舞台であるのだが、その舞台にはまさに「個性的」という枠ではとても捉えきれないほどの学生が住んでいる。しかも、その学生たちが用意した品々も何やら怪しいものばかりで、それが「100億人」使われるきっかけにもなったのだからなんとも面白い。

また先ほど小気味よいと書いたのだが、物語が進むにつれて予想の斜め上を行くような展開の連続でまさに「ぶっ飛んでいる」と言う言葉がよく似合う物語である。そのため物語に入っていくと言うよりも端から物語を見に行く感覚で読むと面白いと言える一冊である。

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