以前から「VR」と呼ばれるようなものができ、広がりを見せている。もっとも仮想空間と呼ばれるものはインターネットなどを通じて広がりを見せているのだが、最近になってはビットコインをはじめとした「仮想通貨」なるものもでき、大きなビジネスになりつつある。仮想世界の広がりはまさにサブタイトルにもある通り「巨大ビジネス」となりつつある。
本書はその中でも「VRビジネス」の発展と隆盛を取り上げている。
第1章「VRの現在――映画とゲームをつなぐものは何か?」
私自身は体験したことはないのだが、最近になってゲームにしても、映画にしても「VR」が当たり前となりつつある。他にもテーマパークなどもVRを使ったアトラクションをつくるなど、リアリティに限りなく近づけられるほどのバーチャルを生み出すことができるとして期待を寄せられている。
第2章「ハイエンドVRの夜明け――オキュラスはなぜ生まれたのか?」
そのVRも進化をしており、個人でVRを体験できる危機もあればゲームセンターの筐体なるモノでもVR体験ができるようなものもできてきた。他にもVRのプラットフォームができたり、さらには宇宙に進出したりと可能性は無限に存在する。
第3章「日本のVRビジネス――独自のビジネスモデルは生まれるのか?」
「VRビジネス」は何もゲームや映画と言ったエンターテインメントに限った話ではない。テレビなどもあれば、建築や下見など本当の意味でビジネス的な所で「VR」を駆使すると言うこともできはじめているのだという。
第4章「VRからAR・MRの時代へ――これから登場するビジネスとは?」
もちろんVRは万能ではない。現時点でコストがかかり、なおかつ体験人数も限られてしまう。コストをいかにして絞りながら、手軽にVRを行うか、そしてそれより進化するようなものがあるのか、そのことも併せて紹介している。
今こそVRビジネスはホットなものと言える。そのホットなビジネスはこれからのことにおいてもっと重要なものとなり、なおかつ需要も増すのは間違いない。その可能性を本書でもって示している。