アマゾンと物流大戦争

物流業界の競争は激しさを増している。もっともアマゾンがその業界に介入しただけではなく、小売業界も物流の波に押し寄せられている状況にある。アマゾンはそのことによりますます巨大化し、世界の流通・小売・物流を飲み込もうとしている様相である。そもそもその仁義なき戦いはいつまで、そしてどれだけ続いていったのか、その一部始終を取り上げている。

第一章「物流のターニングポイント―ネット通販と宅配便の異変」
アマゾン・楽天などのネット通販が隆盛とする中で宅配便業界は疲弊している。もっとも物流に関して「送料無料」をうたうようなことが多くある(かくいう自分もそれにつられて次々とものを買ってしまう性質であるが)。その影響もあり、宅配業界は逼迫してしまい、通販会社との契約を切ったり、送料を値上げしたり、時間指定を減らしたりして工面をしているのだが、その異変はいつから起きているのか、そして今後どのような進展があるのかも含めて論じている。

第二章「巨人アマゾンの正体―ウォルマートVSアマゾンの仁義なき戦い」
アマゾンが巨大化する前の「巨大」と呼ばれた企業がある。それは「ウォルマート」である。ウォルマートは安さにこだわり勝負をかけたのだが、インターネットをフルに活かすことができなかった。その代わりとなったのがアマゾンである。もちろん後塵を拝したウォルマートは対策を行わなかったわけではない。対策を行ったのだが、アマゾンが急速に巨大化するにつれ、ついて行けなくなった。

第三章「物流大戦争の幕開け―アマゾンと競い合うための3つの戦略」
ネットスーパーは小売業でも行われ始め「買い物難民」対策としても役立てられるようになった。しかしながらその進出に失敗する小売業もあるのだが、その理由とはいったい何か、実際の成功例・失敗例と共に紹介している。

物流はネットを使って大きな競争を引き起こしている。もっとも国内外を巻き込んだ「戦争」の状態の中、現時点でアマゾンが強いイニシアチブを持っているのは誰が観ても明らかである。しかし時代は変化する。アマゾンはそこに順応できるのか、またその変化の中で新たな企業やビジネスが生まれるのかそこにも注目が集まるのかもしれない。

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