スクロール

本書は短編集であるのだが、その短編集は「青春」と言う言葉がギュッと詰まっている短編集と言える。短編一つ一つには学生や社会人、といった舞台や年齢層は異なるものの、一直線に仕事やプライベートを突き進むというような状況にあることを感じ取れる。

本書のタイトルである「スクロール」は何を意味しているのか、短編集のタイトルの一つであるのだが、仕事の場では思い通りに行かずくすぶっていた中で事件が起こり、そこからめまぐるしく変わってしまうという。あたかもHPのページを上から下に動かす、いわゆる「スクロール」するように変化をするようなことを表していることから相呼ばれているかも知れない。

事件あり、青春ありの面白さ、なおかつそれらは全て変化をする、あたかもスクロールしていくかのようにめまぐるしく物語が変化をする楽しさを楽しめる一冊である。

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