防衛大流 最強のリーダー

組織にはリーダーがおり、そのリーダーの力によって組織は大きく変わってくる。本書は日本の国防を担う方々を育てるための「防衛大学校」の教育のあり方と、それを参考としたリーダーのあり方とはどうあるべきなのか、そのことを伝授している。

1.「信頼力―自己保身は最弱のリーダーをつくる」
リーダーだからでこそ組織内外からの「信頼」を持つことが必要になる。その信頼を持つためには自分自身のことを顧みるばかりではなく、メンバー・部下たちのことを見たり、背中を見せたりするようなことが必要になる。

2.「原則力―ビジョンが生んだルールは強い」
組織にも「ルール」が存在する。それは明文化しているものもあれば「暗黙の了解」や「不文律」と言うような文字に出ていないものもある。その後者の意味するものの中には「あり方」を問われることもあるのだという。

3.「評価力―役割への絶対評価がやる気を生む」
部下に対する信頼を得ることには「見る」ことを1.にて言及した。その言及した中に人を評価することもまた必要なことである。一喜一憂を与えるのではなく、長所・短所を見出し、改善したり、成長したりすることのきっかけをつくる。そのことで部下を教育することができるようになる。

4.「伝達力―「伝えたか」ではなく「伝わったか」」
仕事はチーム戦なのでコミュニケーションがどうしても必要になる。インプット・アウトプット、さらには会話からメールに至るまで、コミュニケーションとして必要なことは様々である。その必要な伝達を行うことができるのかを提示している。

5.「成果力―チームが最高の戦力を発揮する仕組み」
組織であるが故に「成果」は求めるものである。その成果を求めるためには「働く」ことが最低限であるのだが、リーダーと部下それぞれで行う必要があるのだが、先導する立場にあるリーダーとしては人以上に働く必要がある。

6.「自動力―部下が自ら動き続ける装置をつくれ」
リーダーとして部下を動かすことが必要になる。しかしそれは「動かす」といった駒の役割ではなく、部下自身で動いてくれるように「自律」を促すような働きを持つことが大事になってくる。

防衛大学校は過激で、なおかつ非常に厳しい組織である。しかしながら組織であることの良さを最大限に見出し、活かすことができる役割として自衛隊であり、防衛大学校であるという。それを証明づける一冊であり、強い組織を作るためのバイブルと言える一冊である。

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