クリーンダッカ・プロジェクト―ゴミ問題への取り組みがもたらした社会変容の記録

バングラデシュは発展途上国の一つであり、なおかつ新興国の一つである。経済成長や人口増加も目覚ましく、特に首都であるダッカではそれが顕著となっている。その一方で環境問題、その中でも「ゴミ」に関する問題が深刻になっている。もっともその「ゴミ」に関する問題は日本に限らずどこの国にもあるのだが、社会的事情や経済、宗教など背景は様々である。本書はダッカのゴミ問題を解決に導くための「クリーンダッカ・プロジェクト」の背景と取り組みの成果を取り上げている。

第1章「アジアに残された最大の懸念」
アジアは国にもよるが経済成長を遂げて、先進国に匹敵するような国もあった。その中でもバングラデシュは経済成長が目覚ましく、首都のダッカは東京にも匹敵するほどの人口密度にまで人口が増加した。その中でゴミ問題が生まれ、日本にも通ずるようなものとなった。そのために日本人の専門家がダッカに降り立ちゴミ問題解決に向けたプロジェクトを構築することとなった。

第2章「プロジェクト始動」
クリーンダッカのプロジェクトをいかにしてつくられ、始動していったのか、専門家の指導もあり、いざこざはあったのだが、プロジェクトを始動することができた。

第3章「クリーンダッカへの道」
ダッカのゴミ問題を解決するためには廃棄物管理や定時定点収集などがある。日本でも当たり前にあるのだが、ダッカではそういった概念がなかった。もっとも廃棄物管理をして行くことをする事で、ダッカで散らかっていたゴミをまとめ処分しやすくするようにした。

第4章「処分場の改善と行政組織の改編」
もう一つのプロジェクトの中身には「処分場」を改善することとなった。ダッカには処分場があったのだが、悪臭を放つようなモノになってしまった。その処分場を改善し、悪臭を放たなくなり、なおかつ衛生的に管理・処分できるようになっていった。

第5章「この取り組みから学ぶこと」
この取り組みに新興国のゴミ問題解決に貢献するだけでなく、日本における「技術協力」の定義について再考する余地を見せることができるようになった。

バングラデシュのダッカでゴミ問題を解決に導いたのも日本のノウハウ・技術も大いにあるのだが、日本でも現在ゴミに関する課題は残っている。しかしながら、その課題を一つ一つ解決できたからでこそ、ゴミに関して国際貢献をする一手段となっていることを本書でもって知らしめている。

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