わが輩は保守本流である 保守本流から日本政治への警鐘

政治思想の世界には「保守」「革新」と言ったものがある。その保守や革新の中にも本流から亜流に至るまで様々なものがあり、政治思想を分別しても様々な種類があると言える。

著者の提唱する「保守本流」とはいったい何なのか、そして保守本流として今の日本政治の課題とは何か、「小沢の知恵袋」と称される著者が考察を行っている。

<保守本流とは>
そもそも「保守主義」と言った言葉は18世紀、イギリスの哲学者・政治家であるエドマンド・パークによって確立したものとされている。今日ある保守主義の理論の根源としても知られているのだが、著者、さらには仕えている小沢一郎もエドマンド・パークの思想に大きな影響を受けたのだという。

<保守本流からの警鐘① 政治・国会劣化の原因>
今でこそ森友問題や家計学園問題などで紛糾している国会であるのだが、政治や国会劣化については今に始まったことではない。かつても政治とカネにまつわる紛糾はあり、内閣総辞職になったケースから、衆議院解散になったケースさえある。もちろん著者が使えた小沢一郎も「陸山会謀略事件」にて紛糾したことがある。

<保守本流からの警鐘② 憲法9条問題>
憲法改正の議論が進んでいるのだが、その基軸にあるのがいつも「憲法9条」である。その憲法9条について護憲・改憲双方での激しい対立が続いているのだが、そもそも憲法9条はどうあるべきか根本的な理由や運動は必要なのかも含めて取り上げている。

<保守本流からの警鐘③ 野党協力問題>
第二次安倍政権以降、野党が集まって協力をする動きがいくつか見られてたのだが、そもそも野党協力をして行く必要があるのか、著者自身も疑義を持っており、野党協力が崩壊して行ったこともまた分析を行っている。

著者は参議院議員として2期12年勤めたが2004年に政治家としては引退はしたものの、現在自由党財務委員長として政治活動は続いているため、実質的に「政治活動家」として活動していると言える。長らく政治活動を続けていく中で保守本流である所以を知り、実行してきた足跡と思想が詰まっているのが本書と言える。

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