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技術

IoT時代のエクスペリエンス・デザイン

IoTは進化しており、最近では家電なども含めてインターネットでまかなうことができるようにまでなった。とはいえ、IoTの浸透はまだまだであり、時間がかかるとも言われている。 そのIoTにおいて経験や体験をするデザイン、いわゆる「エクスペリエンス・デザイン」はどのような道を辿っていくのか、IoTの進化と絡めたロードマップを本書にて示している。 第1章「エクスペリエンス×IoTで何が変わるか」 IoTに […]

ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸—- メーヴェが飛ぶまでの10年間

「風の谷のナウシカ」は宮崎駿によってつくられたマンガで、1984年に映画化された。マンガとして連載が始まったのは1982年。あれから36年経つことになる。それを考えると、「古い映画作品」の分類に入り始めたとも言える。 そのナウシカの中で特徴的な要素はいくつかあるのだが、その一つに「飛行具」がある。その中の一つである「メーヴェ」を実際に作った方々がいる。そのメーヴェができるまで、そして実際に飛ばすと […]

鉄道とトンネル―日本をつらぬく技術発展の系譜

今となっては当たり前の存在になってきているのだが、私が故郷にいた頃は電車に乗ること自体珍しかった。電車・列車の線路はあったものの、たいがいは100㎞ほど先の所に遠出するようなケースであり、近場だとバスを使うことが一般的であった。 私事はさておいて本書の話に移る。鉄道とトンネルは切っても切れない関係にあり、鉄道の歴史の中にも鉄道・道路関わらず様々なトンネルが生まれた。そのトンネルの歴史も日進月歩の如 […]

非常識な建築業界 「どや建築」という病

建築の世界には私たちの考えていることとは異なるものであるのかもしれない。もっともニュースで起こっている「疑惑」にしても建築業界の世界には「常識」と呼ばれるようなことがあるのだが、そもそもどのような所が「非常識」と呼ばれるのだろうか、建築業界の非常識は話を取り上げている。 第1章「[非常識なコンペ] 新国立競技場問題は「よくある話」」 2020年の東京オリンピックが決まる前後からくすぶっていた「新国 […]

シンギュラリティは近い 人類が生命を超越するとき

「シンギュラリティ」とは、日本語で「技術的特異点」であり、 「未来学上の概念の一つ。端的に言えば、再帰的に改良され、指数関数的に高度化する人工知能により、技術が持つ問題解決能力が指数関数的に高度化することで、(頭脳が機械的に強化されていない)人類に代わって、人工知能やポストヒューマンが文明の進歩の主役に躍り出る時点の事である」(Wikipediaより) とある。いわゆる未来に向けて進化を続けていく […]

人が集まる建築 環境×デザイン×こどもの研究

建築物は何とも言えない不思議な雰囲気を持つ。その雰囲気の中には人が集まるような楽しげなものもあるのだが、その要因とは一体どのようなものなのか、本書は様々な建築物を引き合いに出して取り上げる。 第1部「なぜ人は「遊環構造」に集まるのか」 遊環構造は遊びや楽しみを集めるための構造をとしてある。その面白さがいかにして人を集める要因となるのか、その要因として取り上げている。 第2部「あそびやすい空間の構造 […]

ひらかれる建築―「民主化」の作法

「建築」や「建物」同じようなイメージが持たれるのだが、そもそも両方とも異なる。前者はもの・こと両方を指しており、後者はものしか表されていない。もっとも両者とも開かれているのかと言うと答えるのはなかなか難しい。その両者の言葉を交えながら、どのような「ひらかれる」ようになるのか、そのことについて取り上げているのが本書である。 第1章「建築の近代―第一世代の民主化」 本書で取り上げる建築のキーワードとし […]

日本のデザイン――美意識がつくる未来

デザインというと彩や美と言ったものが求められる。しかもそういった要素は普遍的なものではなく、国によっても異なる。その中でも日本におけるデザインはどのようなものなのか、本書はよくある日本の風景や建物についてデザインの観点から考察を行っている。 1.「移動―デザインのプラットフォーム」 「移動」というと連想できるものとして「電車」「車」といった移動できる「乗り物」なるものがある。本章では主に「車」にお […]

スマートマシン 機械が考える時代

近頃は「スマートフォン(スマホ)」の台頭によりスマートとつくような技術は数多く存在している。もちろん本書で取り上げる「スマートマシン」の中には「スマートフォン」も含まれているのだが、他にも「ドローン」もまた「スマートマシン」の中に含まれる。そのスマートマシンはどのようなものかというと本書のサブタイトルにあるように「考える」機械を表している。そのスマートマシンによってどのような変化を起こすのか、その […]

呼鈴の科学 電子工作から物理理論へ

私自身、家にいないことも度々あるのだが、たまに家にいるときもある。その時に「ピンポーン」と呼び鈴が鳴るのだが、それがなると途端に反応をしてしまう。そのたびに思ってしまうのだが、呼鈴のパターンは色々あれど、途端に反応してしまうのはなぜか、そこには「科学」が秘められているのだが、その秘められているメカニズムを取り上げているのが本書である。 第0講「科学は観察にはじまる」 科学を研究するには観察がどうし […]