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中勘助~流麗と幻想の間で

シリーズ「中勘助~流麗と幻想の間で」~3日目 「思い出」を「流麗」に描いた「銀の匙」

シリーズ「中勘助」はいよいよ最後を迎えました。 最後は、このシリーズのメインとなる「銀の匙」を取り上げます。 銀の匙 (岩波文庫) posted with ヨメレバ 中 勘助 岩波書店 1999-05-17 Amazon Kindle 楽天ブックス 7net honto e-hon 紀伊國屋書店   <「銀の匙」ができるまで> この「銀の匙」が書かれ始めたのは1910年であり、約2~3年ほどかかり […]

シリーズ「中勘助~流麗と幻想の間で」~2日目 「生活」と「追想」を描いた随筆

本来であれば昨日取り上げる予定でしたが、都合により本日取り上げることとなってしまいました。大変申し訳ございません。 一昨日も書いた通り、2日目は随筆作品について取り上げてみたいと思います。 随筆は短編が多いのでこちらの文献からいくつか取っていきたいと思います。 中勘助随筆集 (岩波文庫) posted with ヨメレバ 中 勘助 岩波書店 2002-07-09 Amazon Kindle 楽天ブ […]

シリーズ「中勘助~流麗と幻想の間で」~1日目 「宗教」と「幻想」を描いた小説

今日から3日間にわたって、「中勘助作品」を取り上げていこうと思います。 3日間を大きく分けると、このような形となります。 その1:小説(「銀の匙」を除く) その2:随筆 その3:銀の匙 今までのシリーズの中では最も短いものとなりますが、大きく分けて中勘助の考えと作風を見るとしたらこのような形となりました。 さて、めくるめく中勘助の世界を作品とともに見てみましょう。 <犬> 犬―他一篇 (岩波文庫) […]

シリーズ「中勘助~流麗と幻想の間で」~0日目 中勘助とは?

昨月は「貞観政要」という中国大陸の古典でしたが、今月のシリーズは日本文学を取り上げていきたいと思います。 その中で、先月末に「灘中 奇跡の国語教室 – 橋本武の超スロー・リーディング」という本でシリーズを行うかもしれない、と言ったのですが、それを実現する形となります。 そう、今月はシリーズ「中勘助」と題して、代表作である「銀の匙」を筆頭に様々な作品について取り上げてみよう、と言うもので […]