CATEGORY

システム

メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」

ここ最近、国内外の企業において「メタバース」に参入する動きが見られる。特に主要企業の多くはメタバースに対してビジネスチャンスがあると思われている。そもそも「メタバース」は、 ネットワーク上に構築される,三次元グラフィックの仮想空間。利用者はアバターを操作し,仮想空間に参加する。「大辞林 第四版」より とあり、よくあるオンラインゲームをさらに拡大したものである。もっと言うとVR/ARもその一例として […]

富岳 世界4冠スパコンが日本を救う

「2位じゃだめなんでしょうか?」 これは2009年に当時の民主党が政権を奪取し、国家予算の見直しを行うための事業仕分けを行う際に、スーパーコンピュータの開発予算の削減を決定し、その中で予算の妥当性を研究者に質問したときに出た言葉である。この発言により各メディアから猛バッシングを受け、さらにはノーベル賞などの受賞を果たした科学者らからも批判を受けるようになった。 あの発言からもう13年の月日が流れよ […]

ネットビジネス進化論―何が「成功」をもたらすのか

ネットビジネスは自分自身も取り組んだことがあり、なおかつ私の知り合いでも行っている方々も少なくない。しかし「ネットビジネス」ひとえに言っても、かねてから良くも悪くも話題となっている「転売」から「アフィリエイト」といったものなどが挙げられる。 もっともネットビジネス自体は手を替え品を替えとしながらも、20年ほど続いているのだが、その中でどのような「進化」があったのか、本書ではその進化とあり方について […]

TikTok 最強のSNSは中国から生まれる

「TikTok(ティックトック)」は2016年に中国で生まれ、2017年に中国以外でも利用できるようになったプラットフォームである。YouTubeよりも短く、手軽に映像を作成し、投稿できる手軽さと特殊効果も生み出すことができるヴァリエーションから日本では10~20代を中心に流行を見せるようになり、2018年には「流行語大賞」にノミネートされたほどである。 この「TikTok」はなぜ生まれ、そしてS […]

情報銀行のすべて

情報は今となってはインターネットの普及によって濁流のごとく流れている。もっとも情報の中身は玉石混交であり、それをいかにして取捨選択を行っていくかが私たちの課題である。 「情報」と聞くとそうイメージしてしまうのだが、本書における「情報」はパーソナルデータ、つまりは「個人情報」を含めたその人に関する情報そのものを表している。しかもその情報に関して「情報銀行」なるものも出てきているという。情報銀行とパー […]

さよならセキュリティ つながり、隔たる、しなやかなセキュリティの世界

インターネットが隆盛し、もはや当たり前のものとなっている存在になったのだが、その分「セキュリティ」が重要なものになってくる。とくにIoT(モノのインターネット化)が進んでいくにつれ、重要度がますます増してくる状況にある。 セキュリティというと、ウイルスバスターやカスペルスキーをはじめとしたセキュリティソフトもあれば、セキュリティを専門的に行う業者も少なくない。しかしいくらセキュリティを行ったとして […]

決定版 サイバーセキュリティー新たな脅威と防衛策

私たちの生活の中にはインターネットは切っても切れないものである。もっともパソコンやスマホなどをやっていなくてもテレビの画面でのデータ放送はアンテナ回線を使って双方向のネットワークを流していることもあり、どの人にも否が応でもインターネットとかかわる。 その関わっていく中で避けて通れないのがセキュリティであり、かつサイバー攻撃の対策である。本書はその現状と対策について取り上げている。 第1章「日常に潜 […]

AIに心は宿るのか

AIの技術は目覚ましく、最近では将棋・囲碁などの世界でも人間を凌駕するようになってきた。そのことによって技術革新が行われている。さらに言うと最近に至っては小説もAIによってつくられ、星新一賞の審査に通過したことが挙げられる。本書はそもそも「AI」の技術はどこまで進化するのか、そしてその技術には「心」が宿るのか、その本質を迫っている。 第1章「“AI作家”は、生まれるのか」 冒頭にも書いたのだが、A […]

VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む

以前から「VR」と呼ばれるようなものができ、広がりを見せている。もっとも仮想空間と呼ばれるものはインターネットなどを通じて広がりを見せているのだが、最近になってはビットコインをはじめとした「仮想通貨」なるものもでき、大きなビジネスになりつつある。仮想世界の広がりはまさにサブタイトルにもある通り「巨大ビジネス」となりつつある。 本書はその中でも「VRビジネス」の発展と隆盛を取り上げている。 第1章「 […]

膨張する監視社会 個人識別システムの進化とリスク

アメリカでは9.11以降「監視システム」がドンドン広がりを見せ、電子化をする事も相まって「市民識別管理」にシフトされていった。市民一人一人にID番号が振られ、その中には膨大な個人情報が入れられるようになった。市民をIDで番号にして、1枚のカードに膨大な個人情報を入れて、監視する、以前慶応義塾大学のジョン・キム教授が定義した「逆パノプティコン社会」と呼ばれる社会が具現化していると言っても過言ではない […]