2011年 F1シンガポールGP ヴェッテル3連勝も、チャンピオン決定は日本GPに持ち越し

結果は以下の通り。(「F1通信」より) ヴェッテルは終始トップを譲らずの3連勝でしたが、バトンの活躍によりチャンピオン決定は日本GPに持ち越されました。最後の最後までチャンピオンを争っていたウェーバーやアロンソ、ハミルトンは今回でチャンピオン争いから外れることとなりました。 とはいえ現在の差で考えるとヴェッテルはあと1ptだけ獲得できればチャンピオン決定なので、2連勝中で最も得意とする鈴鹿で取ると […]

2011年 F1シンガポールGP タイトル獲得を賭け、ヴェッテル渾身のPP獲得!! そして優勝予想

結果は以下の通り。(「F1通信」より) 最短でも今回でチャンピオン獲得が決まるだけに、ヴェッテルの気合いも半端ではありません。予選Q3最初のアタックでベストタイムをたたき出し、それ以降は誰もこのタイムを上回れずすんなりPP獲得となりました。 この決勝では以下の条件でヴェッテルのチャンピオンとなります。 「ヴェッテルが優勝、かつアロンソが4位以下、バトンとウェーバーが3位以下」 予選のポジションを見 […]

2011年 F1シンガポールGP フリー走行1・2回目結果 そしてPP予想

日本GP前最後の戦いとなる、シンガポールGPが始まりました。長かったヨーロッパシリーズも終わり、いよいよチャンピオン決定に向けてそれぞれが動き出す、という時期に来たのではないかと思います。 ヴェッテルは最短であればこのシンガポールでチャンピオンが決まります。 さて、フリー走行はどのような結果になっているでしょうか見てみましょう。(「F1通信」より) 1回目 2回目 今回のフリー走行では特に1回目に […]

アイデンティティと暴力~運命は幻想である

本書の冒頭に「二一世紀は暴力に満ちている」とある。 強ち間違っていない。その背景として日本ではロシアが空爆機を日本一周して権力誇示させたり、中国や韓国では軍隊を用いて領土誇示をしている。 海外に目を向けてみると有名どころではイラク戦争もあれば、アメリカやイギリスで同時多発テロがあり、リビアやシリアでは軍による大量虐殺もある。欧米とイスラム国の対立も然り、である。 文明や宗教、さらには人種にまつわる […]

見えない復讐

もしも他人があなたを「将棋の駒」として扱われたことに気付いたらあなたはどのような感情になるのか、あるいはどのような行動を示すのだろうか。 私であればすぐに咎めるが、咎めたとしても相手はしたり顔で「使われるあなたが悪い」「騙されるあなたが悪い」と返すだろう。 本書はある投資家が投資を介して怨恨を持つ大学関係者に復讐を遂げるという物語である。 探り、探られ合いとなるようなスリルと歪みきった人間関係が交 […]

芸のこころ

「芸」とは何か。それを考える前に日本における「演芸」には様々なものがある。たとえば「能」「狂言」「浄瑠璃」「文楽」「歌舞伎」「落語」と様々である。 本書は歌舞伎の先々代(八代目)板東三津五郎と安藤鶴夫の対談形式にて芸・日本人・世間の諸々を語った一冊である。 一.「芸のこころ」 芸を極める最初のプロセスとして「模倣」から始まるという。相手から口伝いで教えてもらうことや、教科書から学ぶというのがあるが […]

小栗上野介―忘れられた悲劇の幕臣

歴史には光と闇がある。「光」というとまさに歴史の教科書や歴史書の主人公に描かれる人物のことを表す。反対に「闇」は史料といったものには載せられておらず、歴史とともに忘れ去られてしまった方々のことを指す。 本書で紹介される小栗上野介(小栗忠順)もまたかつてその一人であった。しかし彼にまつわる史料が見つかっただけではなく明治末期に日本海海戦の英雄として知られる東郷平八郎により名誉回復を機にその名は再認識 […]

ずるい考え方~ゼロから始めるラテラルシンキング入門

これまでビジネスにおける考え方は「ロジカル」というものが罷り通っていた。私は仕事柄良く本屋に立ち寄ることがあるが、そのビジネス書コーナーには「ロジカル」を関する本は多く、タイトルにある「ラテラルシンキング」に関する本は少なかった。 もっと言うとビジネス書としてその考え方はある程度認知されているのだが、実際のビジネスの場では図らずも軽視されてしまっているのかと思ってしまう。 本書はめくるめく「ラテラ […]

ゆきの、おと ~花嫁の父~

「万華鏡」 本書はまさにそれに当てはまるような内容だったように思える。ようは、主人公は予めいるのだが、登場人物によってのストーリーが成り立っている。 本書の舞台は新潟・山古志と東京・浅草である。とりわけ前者を見てピンときた方もいるかと思うが本書は新潟中越地震前後の家族と愛の物語であるが、最初にも言ったとおり登場人物によっての感情が繊細に描かれている。それだけではなく暖かみのある臨場感もあり、物語が […]