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イギリス

王様でたどるイギリス史

イギリスは「王朝」と呼ばれる歴史がある。そのイギリスの歴史では様々な王が生まれ、その王政の中で歴史が生まれていった。その王国と王様との変化はどのような関連性があるのか、本書は王朝、王の変化によって生まれた歴史について考察を行っている。 第1章「乱立する王国」 古代から中世にかけては様々な王国・帝国が生まれ、滅んだ経緯がある。そのことから「乱立」という言葉が最もしっくりくるものと言ってもおかしくない […]

イギリス人の格―「今日できること」からはじめる生き方

今でこそホットといえるようなイギリス。その理由は先月に行われた国民投票でイギリスはEU離脱を決めたことにある。投票を見ると若者はどちらかというと残留傾向にある一方で、高齢者になると離脱傾向にあったという。そういった投票を見ると、昨年あった「大阪都構想」の住民投票が否決になった原因とよく似ている。 EU離脱の話はここまでにしておいて、そのイギリス、並びにイギリス人はどのように生きているのか、その考え […]

ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王”

現在のイギリス女王であるエリザベス2世は今年の9月9日に、高祖母であるヴィクトリア女王が持っていた在位期間を抜き、イギリス史上最長の君主となった。また最高齢君主もすでに2007年にエリザベス2世女王が塗り替えたのだが、塗り替える前の君主もまたヴィクトリア女王である。 かつて史上最高齢で、なおかつ史上最長の在位期間を持っていたヴィクトリア女王は、その在位期間、俗に「ヴィクトリア朝」と呼ばれるほどイギ […]

ダンディズムの系譜―男が憧れた男たち

「ダンディズム」という言葉をたまに聞く。何なのか辞書で調べてみると、 「粋や洗練を好み、それを態度や洋服により誇示してみせる性向。一九世紀前半、イギリスの上流階級の青年たちに流行した伊達(だて)気質に始まる」(「大辞林 第三版」より) とある。しかしこれは辞書的な意味合いであり、ダンディズムのとらえ方は各々異なると言える。ただ「渋さ」や「反骨・反逆」「革命」といった概念があるのは間違いない。本書は […]

阪急 英国フェアの舞台裏

百貨店では色々なフェア(催事)が行われている。中には百貨店単位で「そこならでは」のフェアも開催される。 本書は大阪市中心部にある「阪急百貨店 阪急うめだ本店」のフェアとして「阪急英国フェア」を取りあげている。 第1章「英国フェアの10年 プレイバック」 「阪急英国フェア」は、 「この阪急うめだ本店の顔ともいえるイベントが、1970年に「英国伝統王室展」として始まり、2013年で46回目となる「英国 […]

英国王のスピーチ――王室を救った男の記録

2010年にタイトルにある映画が全世界で上映されアカデミー賞の作品賞など賞を総なめにした。その映画の主人公が、イギリスをはじめとした欧州連合の前国王だったジョージ6世である。ジョージ6世はかつて吃音症に悩まされたのだが、言語療法士の治療によって名演説家への道を歩みだした。 本書はジョージ6世の吃音症を治した言語療法士ライオネル・ローグの日記・書簡を元に、ローグの生涯を描いた一冊である。映画で描かれ […]

危機の指導者 チャーチル

イギリスの名宰相というと歴史を紐解くと何人かいるのだが、第二次世界大戦前後だとウィンストン・チャーチル以外考えられない。特に「戦争」という危機の時代に強いリーダーシップを発揮し、イギリスを窮地から救った。本書はそのチャーチルの生涯をもとに、日本人が持つべき指導者のあり方を示している。 第一章「生き急ぐ若者」 ウィンストン・チャーチルがこの世に生を受けたのは1875年の時である。父親もまた英国の政界 […]

執事とメイドの裏表 ─ イギリス文化における使用人のイメージ

「メイド」「執事」と言うと「メイドカフェ」や「執事カフェ」を連想する方もいる。しかしそれはアニメや漫画、さらにはライトノベルやゲームから生み出された産物である。そういった作品に出てくるメイドや執事作品の中には、それらの歴史を深く読み解きながら描いている作品もあれば、イメージでしかない産物も散見される。 ではそもそも「執事」や「メイド」はどのような歴史を辿って作られたのか、本書は「イギリス文化」にフ […]

笑う大英帝国―文化としてのユーモア

イギリスは「紳士の国」と呼ばれているのだが、以外にも「パロディ」や「ジョーク」「ユーモア」にまみれた「笑いの国」だという。紳士的でありながら「ドライ」なイメージを持つ方も少なくないのだが、本書のように出てくる「ウィット感」は信じがたい、というほかない。しかしそれが「大英帝国」とよばれるイギリスの真実である。 本書は「笑い」にフォーカスを当てた「イギリス」の文化について迫っている。 第1章「笑いの王 […]

記念日の創造

そろそろゴールデンウィークを迎える。毎日のように仕事をしている自分自身にとってはあまり関係のないことであるが、定期的に休みがとれる人であれば、これ以上の連休は年末年始をのぞいて存在しない。 その「ゴールデンウィーク」は祝日や祭日がいくつか組合わさったことによって「連休」となった。 「祭日」や「祝日」は「記念日」となるのだが、その記念日はたとえば、国として定まったもの、あるいは独立などが起こったとき […]