TAG

ビジネス

戦わない生き方

著者の横山様より献本御礼。 本書のタイトルに出会った時、「戦わずして勝つ」と言う言葉を連想した。この言葉のルーツには、孫子の兵法にて、 「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」(孫子謀攻篇より) にある。もちろん勝つ・負けるどちらにしても「戦わない」ためには戦略を練り、実践する必要がある。著者自信も「戦わない」ことを決めたとき、どのような「戦わない戦略」を組 […]

僕たちは知恵を身につけるべきだと思う

「もっと知恵を使って!」 本書と出会った時に、高校時代に上記の言葉を思い出した。最も「知恵」とはどうやって出るのだろうか、そうやって身につけるのだろうか、正直言って分からなかった事を今でも覚えている。ようやく社会の事について少しだけど理解し始めた今でも、相も変わらず、高校生のような状況であるのだが、このような時代の中で「知恵」は重宝されるという。 では「知恵」とはなんなのか。辞書で調べてみると、 […]

承認欲求―「認められたい」をどう活かすか?

「承認欲求」は簡単に言えば「人から認められる」ことを求める感情にある。ここ最近では金銭的な欲求よりも求められているものとして挙げられているのだが、「承認」を行い、認め合う職場になっていくことによって生産性が向上するというような好影響をもたらした企業は少なくない。しかしどのようにして「承認」を行えば良いのか分からない、あるいはそもそも「承認」する必要があるのか疑問に思っている方も少なくない。 本書は […]

あなたイズム

「あなたイズム」と言う言葉にインパクトを感じてしまうが、直訳すると「自分らしさ」とか「あなたらしさ」というような使われ方で「あなたイズム」と使われているのだろう。それはさておき会社の中では「自分らしくできない」もしくは「自分の考えに沿った仕事をする事ができない」、または「自分と組織とで考え方に齟齬があって十分にパフォーマンスが発揮されない」と言うような声を聞く。そのような方々はたいがい、仕事は「つ […]

「できる人」という幻想 4つの強迫観念を乗り越える

よくビジネス書で「できる人」と言うような言葉をよく見かける。しかし実際に「できる人」というのはどういうものなのだろうか。人によっては「気が利く人」、あるいは「手早く仕事ができる人」など要素は様々なものがある。そういった風潮にはかつて存在していた「終身雇用制度」があり、それが崩壊したことによって企業は自分自身を守ってくれなくなったと言うのがある。それが「できる人」は何なのかをつくられるようになり、ビ […]

コンビニと日本人 なぜこの国の「文化」となったのか

もう「あたりまえ」の存在となっているコンビニだが、1970年代に作られた産物で、30年後、このようにインフラの如く扱われている存在になるとは誰も思わなかった。(ちなみに起源は諸説あるので、起源の説明は割愛しておく) 本書はコンビニの歴史、及びビジネスとしてのコンビニと言うよりも「インフラ」としての「コンビニ」の存在について、過去の災害と現在の社会と照らし合わせながらコンビニの存在について解き明かし […]

くじけてなるものか 笹川良一が現代に放つ警句80

皆さんは「笹川良一」をご存じだろうか。もう亡くなられて19年の月日が流れるのだが、今でも「右翼のドン」や「政界のフィクサー」として名の知られている人物である。右翼団体の総裁を勤めた一方で、衆議院議員、さらには財団法人の会長や大学の理事長まで勤め上げた人物であった。他にも起訴はされなかったものの、A級戦犯として指名され「巣鴨プリズン」に入獄した時期もあり、獄中の事を事細かに綴った「巣鴨日記」は大ベス […]

ビッグデータの覇者たち

「ビッグデータ」とはいったい何なのか、首を傾げる人も多い。「ビッグデータ」とは、 「インターネット上に存在する膨大なデータ(特に非構造化データ)を迅速に収集・分析することで,ビジネスや学術などに有用な知見を得ようとする考え方。また,その分析対象となる膨大なデータ。」(「大辞林 第三版」より) とある。文字通り件数が膨大なデータであり、とりわけ、「構造化されていない」データの事を指す。「構造化されて […]

伸び続ける会社の「ノリ」の法則

著者はコンサルタントとして論理的に問題解決をしていく方であるため、著者の口から「ノリ」が出てくるのは正直言って目を疑った。とはいえ、日本にはそういった「ノリ」を重宝するところが存在している一方で、著者は「ノリ」が欠乏しているのではないかと危惧している。 本書は「ノリ」とはいったい何か、という定義から、実際に「ノリ」を生み出すためにはどうしたらいいのか、という具体的な方法を明示しながら、会社単位で「 […]

会社は頭から腐る 企業再生の修羅場からの提言

けっこうショッキングなタイトルであるが、企業の規模が大きくなる、あるいは存続し続けるにつれて、見えないところで「澱」が出てくる。その「澱」が「頭から腐る」という要因になる。それは経営者を変えたとしても、会社そのものが変わらない、あるいは会社の中にどっぷり浸かっている人が経営者になったとしても、全く変わらないと著者は長年、会社を建て直し続けてながら気づいた。 本書は「会社再生」をし続けた立場から企業 […]