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企業

劣化するシニア社員

私自身、現在の企業事情はあまりよくわからない。もっとも中小企業の場合は、若い人だけで組んでいる企業もあるので、一概に会社すべて本書のように該当するわけではない、と言うことだけは付け加えておく必要がある。 企業の中には、「シニア」と呼ばれる社員がおり、周囲をかき回しているのだという。シニア社員が増えている原因、それは「定年延長」や「再雇用」といった制度がある。それでシニア社員が周囲をどのようにしてか […]

どうやって社員が会社を変えたのか―企業変革ドキュメンタリー

自分を変えるのは常に自分であると同じように、会社を変えるためには常に会社であり、かつ社員である。その言葉を知っていても、実際に実行している人、会社は少ない。もっとも会社は「組織」のかたまりである分、意思統一をはかる必要があるため、時間がかかり、かつ思うようにうまく行かないという部分がある。その要因として「あるべき論」と言うのがあり、実際に足かせとなったケースが多い。本書は実際に企業変革を行った事を […]

失敗からわかるアジア進出

「グローバル化」という錦の旗のもとに、企業の海外進出は止まる所を知らない。特に多かったのが、人口も多く、経済成長も著しい中国だったのだが、ここ最近の反日からか撤退する企業も少なくない。もちろん韓国も同様である。そうしていってアジアの経済成長に乗る形で進出しても失敗してしまう企業は少なくない。 ではどうして「失敗」するのだろうか。その傾向としては相手の国の文化を知らない、もしくはビジネスに対する考え […]

東京コンフィデンス・ゲーム

「コンフィデンス」は簡単に言うと「信用」である。「信用」と言うと人と人との関係もあれば、投資の世界でも「信用取引」と呼ばれるものも存在する。 本書の話に入るのだが、本書は企業における「買収」にまつわる闇、あるいは企業そのものの「闇」を描いている。その企業における「闇」と言うと、人間関係はもちろんのこと、詐欺師も青ざめるような阿漕な手口を行うような人もいる。しかも不当の借金を抱えてしまい、職を失うと […]

ヒーローのように働く7つの法則

角川書店様より献本御礼。 「世界を変える」 その言葉に心躍る人も少なくはないだろう。しかしそのことを実際に実行した人はごく少数でしかなく、大概は「所詮は夢物語」として諦めてしまう。しかし著者の一人は一介の会社員から世界的なIT企業に認められて世の中を本当に変えるための事業を進めている人であるという。 その方の仕事ととはいったいどのような考えなのだろうか、そして著者たちが見つめるこれからのビジョンと […]

ビジネスモデル分析術2~数字とストーリーでわかるあの会社のビジョンと戦略

著者の望月様より献本御礼。 昨年の4月に出た「ビジネスモデル分析術」の続編と言える一冊だが、前回はアップルやグーグルといった所が中心であったが、今回は「通信」「スポーツメーカー」「小売り販売」「家具・インテリア販売」「保険」と前作では紹介されなかった分野にまつわるビジネスモデルを会計など、数字を観点にしながら取り上げた一冊である。 昨今行われている就活対策はもちろんのこと、新しく事業を興したい方に […]

中小企業の『人財』戦略―人材の育成と活用に向けて

本書が出版されたのは今から2年前の2月。この時は民主党の政権下にあり、景気は「二番底」とも言える様な景気に見舞われた。中小企業は割りを喰らってしまい、倒産の憂き目に遭ったところもあれば、本書のように人材不足に悩まされるところもあった。ちなみに人材不足については本書が出版された時期だけでは無く、昨今でも会社・業界によって人材不足にあえいでいる。 人材不足は今に始まったことではないのだが、人材不足にあ […]

悶える職場―あなたの職場に潜む「狂気」を抉る

「悶える」と言うことは、大人な意味合いではなく「悶絶する」という意味から来ている。なぜ「悶絶」をするのだろうか、それは現在の労働環境がそうさせている。例えばいじめやいたぶり、さらには人事異動などで精神的に追い詰め、最悪は過労死に追い込ませる。たとえ過労死や自殺に追い込まれたとしても何食わぬ顔で新しいターゲットを見つけ、同じようにいたぶっていく。その繰り返しが全部の企業ではないものの、一部では行われ […]

日本の味 醤油の歴史

日本人にとって書かせないものとして「醤油」がある。料理の「さしすせそ」としても「せうゆ」として「醤油」が挙げられる。日本における「醤油」の歴史は深く、日本でも広く扱われているだけではなく、海外でも英語で「ソイ・ソース(soy sauce)」として愛されている。 「歴史は深い」と書いたのだが、そもそもの歴史はどのようなものなのか、本書は醤油そのものの歴史から、関東・関西・九州それぞれの地方の醤油の歴 […]

日本の電機産業に未来はあるのか

今、日本の電気産業は危機に陥っている。先のシャープの経営問題もさることながら、最近ではソニー、電気産業ではないものの近しい存在として任天堂が3期連続赤字を出してしまい、ソニーでは主要事業の一つであるVAIOブランドの売却を決めた。 しかしこの「電気産業の危機」は今に始まったことでは無い。「失われた10年」と呼ばれた時代から現在進行形で続いており、とりわけ奈落の底と言われた2009年もあったのだとい […]