TAG

入門

ポケット図解 日本銀行の仕組みがわかる本

昨日21日、黒田東彦氏が日銀総裁に就任した。「アベノミクス」と呼ばれる経済政策で、経済は上昇傾向にあるのだが、日銀としてどのような役割を担いながら、金融政策を推し進めていくのかが課題として上がっている。 黒田氏の就任会見で、2%の物価上昇を目標にした「追加金融緩和」を行うことを示唆した。まだ示唆しただけに過ぎないが、具体的な枠組みについては、これから検討し、公の場で発表されることだろう。 新たな日 […]

アニメ学

「アニメ」のことを取り上げる度に言うのが、自分自身大のアニメ好きである。毎シーズンごと新しいアニメをチェックするし、古いアニメのDVDを借りて視聴することもしばしばある。他人から「アニメおたく」だろ、と言われたりするのだが、否定はまずしない。それくらいアニメが好きなのである。 本書の「アニメ学」を取り上げるのも何かの縁なのかもしれない。日本のアニメは海外でも幅広く取り上げられており、世界的にも「ク […]

14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

シリーズ「「宮台真司」の思考を解剖せよ」第2弾は社会学そのものである。 これまで自分自身も「社会学」に関する本を読み、書評を行った。「社会学」は現在ある身近な「社会」について考察を行っているのだが、その「社会学」としての歴史とともに考察を行っているため取っつきにくい点も多い。 しかし本書のタイトルに「14歳からの」と冠しているだけに、現在の社会を中心にどのようなものかを知るために、専門用語を原状に […]

食える数学

かつて学校で習った「数学」、それが会社員として仕事を始めた今でも活きることもあれば、単なる机上の空論として終わったものもある。 もっというと、学校の授業の「数学」そのものを苦手としたり嫌ったりとする人が多い。 しかし最近ではビジネスの場でも「数学」が重要視されてきており、ビジネス書でも「数学」をテーマにしたものが乱舞している。本書は「学術の為の数学」ではなく、「社会人としての数学」、すなわち「食べ […]

ドゥルーズ入門

ドゥルーズ(ジル・ドゥルーズ)は約17年前に亡くなられたフランスの哲学者であり、サルトルが生きた時代に影響をうけて、「差異」や「機械」などの概念をそのものを考察・定義していった。最晩年には肺病を患い、そのことにより世の中に対して絶望をおぼえ、自宅から投身自殺をした。 ドゥルーズの遺した哲学は現代思想においても大きな影響を及ぼしていたが、身体や領土などの形のあるもの、あるいは経験な内在するものなど形 […]

はじめて学ぶ生命倫理~「いのち」は誰が決めるのか

「命」あり方に関する考察は哲学や倫理学、宗教学など多くの角度から考察を行っている。本書はあくまで「倫理学」の立場から見た「命」を論じているが、「命」そのものの定義のみならず、「生」と「死」の定義や誰が決めるのか、についても論じられている。 第1章「いのちの「終わり」は誰が決めるのか」 「尊厳死」ということばが幅広い学問から議論がなされている。それだけはなく「安楽死」に関しても議論の対象となっている […]

最後の授業――心をみる人たちへ

最後の授業というとランディ・パウシュという方の人生にまつわる重要なことの授業を想像してしまうのだが、本書にて紹介される「最後の授業」は、精神分析の権威が教授を引退するまえの最後の講義の事を意味している。引退するにあたり、学生たちに何を伝えたかったのか、精神分析を研鑽を続けて何を残したのか、本書はその結晶が詰まっている。 Ⅰ.「最後の授業 テレビのための精神分析入門」 最後の授業は2010年1月18 […]

ずるい考え方~ゼロから始めるラテラルシンキング入門

これまでビジネスにおける考え方は「ロジカル」というものが罷り通っていた。私は仕事柄良く本屋に立ち寄ることがあるが、そのビジネス書コーナーには「ロジカル」を関する本は多く、タイトルにある「ラテラルシンキング」に関する本は少なかった。 もっと言うとビジネス書としてその考え方はある程度認知されているのだが、実際のビジネスの場では図らずも軽視されてしまっているのかと思ってしまう。 本書はめくるめく「ラテラ […]

佐藤さんはなぜいっぱいいるのか? 身近な疑問から解き明かす「商標」入門

水野俊哉様より献本御礼。 世の中には様々なブランドがある。その中にはまねや類似のできない「商標」として扱われているものもある。「商標」とはいったい何なのか。調べてみると、 「商品を購入し、あるいは役務(サービス)の提供を受ける需要者が、その商品や役務の出所(誰が提供しているか)を認識可能とするために使用される標識」(wikipedia より) となる。 本書のタイトルはかなりインパクトはあるが、世 […]

山の遭難―あなたの山登りは大丈夫か

そろそろ山開きのシーズンである。登山家をはじめ登山を趣味にしている方々、最近では「山ガール」と呼ばれる方々もおり、登山は一大レジャーとなっている。 しかし山には様々な危険やリスクを背負うことを忘れてはならない。本書では「山の遭難」と題して、山にまつわる遭難の歴史、さらには登山のリスクを事細かに紹介している。 ちなみに私は登山はあまり経験してない。友人とのハイキングで北海道の黒岳を登山したことだけで […]