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動物

カラスは飼えるか

カラスというとネガティブなイメージが多くある。もっともこの時期になると繁殖期にもなり、親ガラスは警戒心が強くなる。それ故か、カラスが人を襲うようなことも度々ある。かくいう私も小学校の時ではあるものの2度襲われたことがある。 しかし本書はカラスに対して食べたり、飼ったりすることができるのか、という通常とは異なる見地でカラスを取り上げている。 1章「フィールド武者修行」 カラスの研究を行うためにはフィ […]

動物写真家という仕事

「写真家」や「カメラマン」といった職業がある。後者については報道や広告などに関して言われることが多く。前者は主に芸術の所を指すことが多い。 本書の著者は「動物写真家」であるが、世の中には数多くの動物がいる。その多くいる中で世界中の中から選りすぐりの写真を集め、動物写真家とはどのような仕事なのかを紹介している。 第1章「写真家を志して」 著者自身がどのように生まれ育ち、動物写真家を志して、その道に進 […]

ホモ ピクトル ムジカーリス―アートの進化史

人体のことについて、もしくはアートについて、多くの学問から考察を行うと行った本は少なからずある。現在もアニメにて放送されているマンガ「進撃の巨人」を解剖学の観点から紐解いたものもあれば、アニメや特撮で出てくる怪獣を生物学の観点から考察を行っているものまである。 では本書はどうか、本書は神経内科の観点から人類の進化、さらには「ヒト」そのものの絵画をどのように見ているのかについて取り上げている。 第一 […]

ウニはすごい バッタもすごい – デザインの生物学

動物は数え切れないほどの種類があり、中には人では想像もし得ないような要素がある。本書で紹介するウニやバッタをはじめとした動物には、想像し得ない「すごい」特性があるのだという。その特性とはいったいどこにあるのか、デザインの観点から取り上げている。 第1章「サンゴ礁と共生の世界―刺胞動物門」 「刺胞」動物と呼ばれるものとしてサンゴもあれば、有名どころとしてはクラゲがいる。クラゲの中には攻撃的な行動とし […]

“動物の精神科医”が教える 犬の咬みグセ解決塾

私は犬を飼ったことがないので分からないのだが、犬によっては「咬む」というクセがあるのだという。犬によりけりかもしれないのだが、愛犬の中にはその「咬む」ことにより実害を被っている方々も少なくなく、どうしたらよいのかわからない方もいるという。本書はその犬が「咬む」傾向について「動物の精神科医」の観点から取り上げ、解決法を提示している。 第1章「犬のしつけの迷信と真実」 そもそもなぜ「咬む」のだろうか。 […]

ゾンビ・パラサイト――ホストを操る寄生生物たち

ゾンビというと、空想や架空上にいるモンスターのことを連想してしまう。ただ宗教上、ブードゥー教のようなゾンビ信仰を持つ所もあるなど、ゾンビを信じる所もある。ただ、ここで取り上げたゾンビはあくまで人のゾンビを表しており、本書は昆虫における「ゾンビ」である。本書では実際に様々な虫がゾンビとなっているという事例を持っており、人もゾンビになるのかどうかも取り上げている。 第1章「ゾンビアリは真昼に死ぬ―菌類 […]

先生、大蛇が図書館をうろついています!

もしも自分がそう言うような事に遭遇したら、どうなっているかは分からない。少なくとも近くの所にてヘビに出くわしたことがないから、驚くのと同時に逃げ出す、あるいは固まってしまうことがオチになってしまう。もっとも大蛇が図書館でうろついていることを想像してしまうと、話を聞いただけでも行きたくなくなる。 それはさておき、本書は鳥取環境大学の講師が同大学における動物の生態研究を綴った一冊であるが、色々な動物に […]

穴あきエフの初恋祭り

人との距離と「コミュニケーション」、密接にあるものは、時として近づいたり、離れたりするようなことが往々にしてある。 本書はその距離とコミュニケーションの両方を描く7編の短編集であるのだが、そのコミュニケーションは同じ国や地域だけというものでなく、国を離れたり、さらには動物の垣根を越えたりするようなやりとりが目立つ。 特に表題作はエフという意味がかなり意味深であり、なおかつ外国人の名前を漢字で当て字 […]

元禄お犬姫

犬と人間の関係は密接であるのだが、その中でも良くも悪くも有名になったのは、江戸時代、五代将軍徳川綱吉の「生類憐みの令」である。その生類憐みの令は犬に限らず、猫や魚、さらには虫などあらゆる動物に対して保護を行うと言った法令であったが、その法令により徳川綱吉への評価を下げた一因にもなった。諸説はあるものの、犬を保護するための言われており、綱吉自身も「犬公方(いぬくぼう)」と呼ばれたほどである。 それは […]

人間の偏見 動物の言い分 動物の「イメージ」を科学する

動物に対するイメージは人それぞれにあるのだが、時にはその「イメージ」が「偏見」としてもたれることも少なからずある。「偏見」自体も個人にあるものもあれば、世間一般において存在するものも少なくない。 その偏見に対して動物たちはどのようなメッセージを送り、人間と動物たちのイメージはどう形作られているのかを科学的な見地で論証しているのが本書である。 第1章「たくさんある動物にまつわる言葉」 諺・四字熟語な […]