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教育

異才、発見!――枠を飛び出す子どもたち

難病や障害を抱える子どもたちは少なくなく、なおかつそのことにより学校生活になじめない子どもたちもでている。もっとも学校教育というと「協調性」などを重視しているのだが、本書における教育は「枠にはめ込む」のではなく「枠を飛び出させる」といった教育プログラムである。そのプログラムとは何か、そしてなじめない子どもたちを才能を開花させるためにどのような事を行っているのかを取り上げているのが本書である。 第一 […]

気候変動の時代を生きる―持続可能な未来へ導く教育フロンティア

かねてから「地球温暖化」という言葉が叫ばれて久しい。もっとも「地球温暖化」事態は人為的に行われたのか、あるいは長い周期の中の一部なのかといった議論が今も絶えることがない。 議論についてはここでは言及せず、その地球温暖化は「気候変動」の一部として挙げられており、その気候変動はどうして起こっているのかを知り、教育的な観点から個人・組織においてどのようにアクションを行ったら良いのか、本書はそのことを説い […]

江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

1876年から1945年前の69年間存在した兵学校がある。そこは広島湾に浮かぶ江田島あった「江田島海軍兵学校」である。その後自衛隊となった際にも「海上自衛隊第1術科学校」と「海上自衛隊幹部候補生学校」が置かれているだけあり、日本の海軍としての基礎が築かれる場所として近代から有名な場所であった。そもそも海軍兵学校にて行われてきた教育は何なのか、そしてなぜ「江田島」そのものが海軍学校としての「聖地」と […]

子どもの才能を引き出す最高の学びプログラミング教育

2020年に学習指導要領が改訂され小学校で「プログラミング」の授業が必修化されることとなった。私自身プログラミングを知り、学び始めたのは17歳の時。高校の時に教師が作ったツールを分解して、自分自身の家庭学習用のツールに作り替えるためにいじったことを今も記憶に残っている。その時からかプログラミングを学ぶことに興味を持ち、のめり込んでいった。 さて本書である。プログラミング必修化をするためにはどうした […]

ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 正直言うと、私自身はテレビのコメンテーターの「多く」は嫌いである。「多く」と書いたのには理由があり、実際にある出来事の当事者になる、あるいは現場で活躍をして、その中の体験で持って、提言をする、あるいは批判をするといったことであれば良いのだが、多くのコメンテーターは様々な所の傘に隠れて言いたい放題言って、誤った発言をしても謝罪しない(ひどい人は開き直るような […]

英語学習は早いほど良いのか

私自身も身を持って体験したことがあるのだが、英語はだんだんと必要なものになってきている。もちろん仕事の種類によって必要か、不必要かは異なってくるのだが、英語学習は必要になってきているのは事実としてある。 しかしながらその学習時期はいつからおこなったら良いのかもまた議論の的になる。中には幼稚園や小学校といった早い時期に行うべきと主張する論者もいるのだが、果たしてそうなのか、本書はその議論について取り […]

「道徳教育」のベクトルを変える

戦前は「修身」という授業があったのだが、それ大東亜戦争後は「道徳」に取って代わった。しかしながら、道徳はどのようにして設置されたのか、そして評価はどのようにして行われるのか、その背景と問題点などについて取り上げているのが本書である。 第一章「道徳科設置の背景」 「道徳」の授業ができたのは1950年代、いわゆる「逆コース」と呼ばれる時代であった。その背景にはどのようなことがあり、なおかつ教科書ができ […]

HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子

皆さんは「HSC」という言葉をご存じだろうか。調べてみると、 「ひといちばい敏感な子(Highly Sensitive Child)」(p.2より) だという。敏感にも程度はあるのだが、空気を必要以上に読む、あるいは悪い空気やニオイ、さらには言動に対して非常に敏感であり、特にネガティブな事を受けることによっては人以上にストレスとして蓄積するようなことさえもある。もちろん悪いことではなく、感受性が非 […]

中米の子どもたちに算数・数学の学力向上を

発展途上国や新興国に対して、教育を伝えることもまた国債貢献の一つである。その中でも日本では教科書開発を行い、海外に伝えるといったことを行っている。本書はその中でも中米諸国に対して、算数・数学を向上するための教科書開発を行った方々の姿を取り上げている。 第1章「すべては協力隊から始まった」 日本と中米とでは距離もそうであるのだが、文化・言語など様々な違いがあるのだが、ほかにも教育のカリキュラムの違い […]

保護者はなぜ「いじめ」から遠ざけられるのか

いじめは親からは全くと言ってもいいほど見えない。現在であれば「個人情報」を印籠にして隠そうとし、なおかつ一昔前も「いじめは起こっていない」と言い、もみ消そうとする。現に生徒同士でいじめを起こすだけでなく、ケースによっては教師が加担するようなことさえある。そのいじめに対してどのように解決の道筋を立てていけば良いのか、それは親を遠ざけないことにある。しかしなぜ遠ざけようとするのか、そしてそれをされてい […]