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文化

たばこの日本史・七話 伝来から専売制度の終焉まで

前々からタバコに対しての忌避感が強く、タバコに関する増税や規制、さらには禁止の声まで出始め、実際に規制や増税は行われている。もっともタバコを吸う方々にもマナーを伴う必要があるのだが、それを守ろうとすらしない一部の人々の影響が強いと言える。 もっともタバコの歴史は古く、文化や産業のそれを側面から彩ってきたと言っても過言ではない。その歴史はどのような物だったのか、伝来から現在に至るまでの歴史を7話にし […]

箸はすごい

あけましておめでとうございます。本年も「蔵前トラックⅢ」をどうぞよろしくお願いいたします。新年一冊目の本は少し正月というかそれに近いような内容の本をお送りいたします。 年始に食べるものとして雑煮やお節がある。最も年末にはそれをつくるためにひたすら料理し、三が日はそれをゆっくりと食べながら過ごすこととなる。最もその料理を嗜むものとして箸がある。それに限らず日本料理などでおおく「箸」を使うことがあるの […]

夜食の文化誌

夜食というと今も昔もあるのだが、もっとも夜食というとどのようなイメージを持たれるのか。その一つとしてラーメンが挙げられるのだが、そのラーメンはなぜ「夜食」の代表格として取り上げられたのか、他にもラーメンが表れる前にはどのような夜食があったのか、さらにラーメンに取って代わった夜食とは何かも併せて取り上げている。 第1章「「夜食」と階層―落語から考える」 江戸時代にも夜食は存在していた。もっとも落語の […]

ハーブの歴史

ハーブには料理に使われたり、お茶に使われたりすることがあり、様々な良い効果をもたらす側面がある一方で、「危険ドラッグ」と呼ばれるほどにまでなったハーブもある。その中でハーブはどのような歴史・定義を辿りながら、文化を彩っていたのか、そのことを取り上げている。 第1章「ハーブとは何か?」 ハーブと似ているものとして「スパイス」があるのだが、では「ハーブ」と「スパイス」の違いとはいったい何なのか、定義の […]

春夏秋冬 江戸っ子の知恵

江戸時代には様々な風情や知恵があったという。もっともしつけにしても、知恵にしても日本ならではのものがあり、現代の日本にも参考になる要素がある。もちろん江戸文化に対する批判は数多くあるのだが、参考になる箇所も少なくない。本書は四季折々の江戸時代における知恵の数々を伝授している。 第一章「世界最大の都市」 今でこそ東京は世界最大の都市の一つとしてあげられているのだが、江戸時代もまた世界最大の都市の一つ […]

コメの歴史

今年は夏の天候不良やオホーツク海高気圧が影響をしたことから夏らしい暑さはほとんどなく、なおかつ雨の多い夏であった。そのことから1993年米騒動のように、記録的な米不足が起こる可能性がある。最近ではパンを中心とした食事などもあるのだが、それでもなお日本人の米食は欠かせないものである。 日本人がコメを作るようになったのは弥生時代に入ってからのことであり、それが現在に至るのだが、世界に目を向けてみるとア […]

本当は中国で勝っている日本企業 なぜこの会社は成功できたのか?

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 企業の海外進出がめざましいのだが、海外進出をしても海外の文化に受けいられなかったり、情勢が変わったりして撤退をせざるを得ない状況になる企業もある。その中でも中国は人口増や経済成長があり、それに乗じて数多くの企業が中国進出を行ったのだが、その多くは特に政治的な理由に巻き込まれると言ったことがある。しかしながら現在でも中国でも根付いており、なおかつ中国でもビジ […]

居酒屋の戦後史

居酒屋と言うともはや酒好きの方々にとっては憩いの場でもあるのだが、近年は「飲み放題」というのが主流であり数時間の間で酒を飲みながら料理に舌鼓を打つといったことができる。しかし最近では酒規制が世界的に起こっており、飲み放題の文化も脅かそうとしている。 そこで少し考えておきたいのが、元々居酒屋はどのような歴史をたどっていったのか、そのことについて考えておく必要がある。日本に居酒屋の文化を根付いたのはい […]

京都ここだけの話

私自身京都は今までで1回しかない。その1回は高校2年生の時に行った修学旅行の時であり、その時は観光地巡りしかなかったため、京都についてほとんどよくわからない。もっとも京都は奥が深く、なおかつ謎が多いとも言える。本書は目くるめく京都のあれこれについてを取り上げている。 第一章「「よろしおすな」の本当の意味」 京都弁の一つに「よろしおすな」という言葉がある。これは標準語に改めると「よろしいですか?」と […]

梟首の遺宝

本書はもちろんフィクションであるが、そのフィクションは17世紀に実際に起こった虐殺事件を着想して取り上げられている。その事件をもとにして東北の村に隠された「異端者」の楽園と「ドチリナ・カムイモシリ」と呼ばれる古文書がミステリー作品の物語の核心に迫っている。 ちなみに「ドチリナ」はアイヌ語で「経典」であり、「カムイモシリ」という宗教の経典のことを表している。その「ドチリナ」を巡って行方不明になったり […]