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新書

イギリス解体、EU崩落、ロシア台頭

昨年の6月23日にEUをはじめとした世界的な出来事が起こった。その出来事と言うとイギリスにて国民投票が行われ、EU離脱を決定したというニュースである。そのことによってEUの社会的な立場、さらには離脱したイギリス、さらにはその周辺国にも大きな変化をもたらした。その離脱劇とEU崩壊、さらにはイギリス内部でどのようなことが起こっているのか、そのことについて取り上げている。 第1章「打算と誤解の離脱劇」 […]

教えて! 校長先生 – 「開成×灘式」思春期男子を伸ばすコツ

開成と灘といえば、中高一貫校であり、日本を代表する進学校の2校である。その2校が思春期男子を成績優秀にするよりもむしろ「才能を伸ばす」ことに着目を置いている。その「才能」をいかにして伸ばすべきか、その方法を伝授している。 第1章「学校」 本書は学校でできること、受験勉強など様々な状況にフォーカスを当てている。その中でも2校は東大合格者を多く輩出している。その中で2校の共通点は授業に特徴があるという […]

反逆する華族―「消えた昭和史」を掘り起こす

元々日本には「華族」と呼ばれた人々がいた。もっとも「元貴族」や「元華族」と称して本を出すような方々もいるのだが、もっとも華族と言っても境遇は人それぞれであるのだが、その中でも共産党の運動に身を投じたり、体制に反逆したりすることがあった。そのような人々が選んだ理由とは何か、そのことを映し出している。 第一章「「転向」と「非転向」のあいだ―石田英一郎の場合」 華族だった人がどのように「転向」していった […]

部活で俳句

俳句と言うと文化人などが行う産物のように見えながらも、今もなお様々な人に親しまれている。もっとも本書で取り上げている高校の部活でも俳句が扱われることがあり、毎年8月には愛媛県松山市にて「俳句甲子園」が行われるが、大会自体は新しく1998年から開催され、来年で20周年を迎えるという。 本書の著者は今でこそ行われておらず、俳句甲子園の審査員を務めている一方で、かつて高校で俳句を指導していた著者が部活で […]

「事務ミス」をナメるな!

仕事をする際に「ミス」はつきものである。撲滅をしたり、低減をしたりすることは必須事項であるのだが、そもそも仕事は人間がやるものなのだからなくなることはない。しかしその「ミス」によっては取り返しのつかないことになってしまう。そのミスはいかにして起こるのか、そして未然に防ぐためにはどうしたら良いのかそのことについて取り上げているのだが本書である。 Ⅰ.「理論篇 なぜ人はミスをし続けるのか?―「うっかり […]

テロルと映画 – スペクタクルとしての暴力

「テロ」は今も昔もあるのだが、その「テロ」を題材とした作品も映画・音楽・ドラマをはじめ、ありとあらゆる分野で取り上げられている。もっとも映画も数多くあるのだが、「テロ」を通じてどのような表現を醸成しているのか、そして「テロ」についてどのように訴えているのか、様々な題材とともに取り上げている。 第1章「暴力のスペクタクル―メディアのなかのテロル」 暴力による「テロ」はニュースでも数多く取り上げられて […]

異常とは何か

正常と異常の狭間とはどこにあるのかという所から考える必要がある。もっとも「正常」と「異常」の狭間自体が人それぞれであり、ある人が「正常」と考える一方で同じように見えて「異常」と感じる人もいる。もっとも「異常」についてどのようなことが「異常」なのか、本書は哲学的な観点よりも「精神医学的」な観点で考察を行っている。 第一章「異常と正常の倒置」 正常と異常はどのような差があるのか、もっとも「異常」と呼ば […]

辞書を編む

三浦しをんの「舟を編む」という小説がある。本屋大賞を受賞した作品であり、昨年の10月~12月にアニメ化された作品であるのだが、もっとも辞書の編纂を舞台にしており、辞書をいかにして作成していくのかがよくわかる一冊だが、実際に辞書編纂の現場はどうなのか、実際に「三省堂国語辞典」の編纂に携わった著者自身が明かしている。 第1章「編集方針」 辞書の編纂にはそれぞれの会社・辞書の「方針」がある。辞書を編纂す […]

ヒゲの日本近現代史

ヒゲと言うとダンディな印象を持たれる一方で、人によっては汚らしい対象として扱う人もいる。もっともヒゲ自体は人類が生まれた時から存在したともいわれているのだが、本書はあくまで日本近現代史として明治維新以降のヒゲのあり方について取り上げている。 第一章「明治時代におけるヒゲ大流行と権力性」 明治維新を経ると、様々なヒゲをはやす人が増えていった。もっとも明治天皇もまたヒゲをはやしている肖像画や写真がいく […]

方言萌え!?――ヴァーチャル方言を読み解く

今となっては標準語がまかり通っているのだが、方言もまだ残っているところも少なくない。もっとも私自身は地方それぞれの歴史によって醸成された方言の方が好きで、標準語は好きではない。しかしその方言について私のように「萌え」ている方がいるのだという。その「萌え」はどのような要因があるのか、本書は様々な観点から分析をしている。 1章「そもそも「方言」って何だろう?」 そもそも「方言」は「地域」の部分もあるの […]