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新書

生命保険とのつき合い方

私自身は生命保険に入っていないし、現在それに加入する考えはないのだが、もしものことを考えて生命保険を選ぶとして、どのように付き合っていけば良いのか、参考資料として、付き合い方や買い方などを取り上げている。 第1章「生命保険はなぜ必要か」 生命保険についての勧誘を受けることは何度かあったが、その度に聞いていて腑に落ちないことがある。それは生命保険を単にかけるだけなのに、たくさんの特約が出てくるし、契 […]

ルポ 看護の質―患者の命は守られるのか

私自身ここ最近病院には行かないせいか、病院の現状についてあまり知ることがなかった。しかし本書で取り上げている病院では看護の質が落ちてきているという。 しかしこの質が落ちる原因は看護師だけの問題ではなく、そもそも患者が多くなってきたこと、そのことから、しっかりと看護のできる時間や質を担保できなくなったことも一因としてあるように見えるのだが、実際はどうなのだろうか、本書はルポルタージュとして取り上げて […]

授業の出前、いらんかね。

「授業の出前」というのがあるという。そもそも「出前授業」の概念は様々な場で存在するのだが、本書で取り上げるものは長らく病院に入院している子どもたちに対して出前授業をしている方が自らの教育のあり方と歴史を綴っている。ちなみに本書で取り上げるのは「出前授業」だが、あくまで「院内教育」のことである。 第一章「病院訪問教育とはどんなものか」 「院内教育」とは何かというと文字通り病院の中にある院内学級があり […]

「空き家」が蝕む日本

最近では「民泊」と呼ばれるものがあり、空き家が有効活用されている現状にある。しかし、現状は空き家が増えてきており「供給過多」と呼ばれるような事態が起こっている。その供給過多と呼ばれる「空き家」は実をいうと日本を蝕んでいるという。その蝕む要因とは何か、そのことについて取り上げている。 第1章「日本の不動産、現場からの疑問」 日本の不動産はどのような現状としてあるのか、不動産仲介部門の現場、不動産売買 […]

タックス・ヘイブン――逃げていく税金

今年の3月末から4月にかけて世界中で「パナマ文書」が話題となった。その文書を巡ってアメリカ・西欧・日本の富裕層や政治関係者の名前が次々と出てきて、「世界的なスキャンダル」と取り上げるメディアも出てきた。やがてほとぼりが冷めることとなったのだが、書店を回ってみると「パナマ文書」にまつわる本が次々と出てきており、中には「緊急出版」という形で取り上げられている。この「パナマ文書」も、本書にて取り上げる「 […]

免疫力は腸で決まる!

人間の体には胃や小腸、大腸、十二指腸など様々な腸が存在する。その腸を一つ一つ見ることはできないものの、感覚として痛みを持つようなこともある。見えないからでこそ、痛みを気づくまではあまりわかることがないのだが、知らず知らずのうちに病気に蝕むことも往々にしてある。もちろんその腸を意識して活動をすると、不思議と体が軽くなり、生き生きとした活動を行うことができる。本書によれば、それは免疫力もまた然りである […]

二塁手論―現代野球で最も複雑で難しいポジション

野球における「二塁手」のポジションはどのようなものか私自身は漫画やテレビの知識でしかないのだが、文字通り「二塁を守る」だけでは成り立たない。ボールのパス出しなど守備の面で繊細さが要求され、なおかつ小回りの利く選手がそのポジションを務めている。しかもそういった選手というと攻撃の中では盗塁を行うこともあるという。本書の著者もセカンドのポジションで活躍した選手だが、その中で得た経験と考え方について取り上 […]

ルールはなぜあるのだろう―スポーツから法を考える

「ルール」というと守るべき規範であるのだが、そもそもその守るべきルールは守る以外になぜ存在するのだろうか、そしてその方は誰が作り、誰が運用しているのか、本書はそのことについて取り上げている。ちなみ本書はスポーツと法について親子で対談を行っている。 第Ⅰ部「スポーツと法の関係を見てみよう」 スポーツと法の関係とは何か、そしてなぜスポーツが法によって縛られているのか、本章ではそのことについて取り上げて […]

クマゼミから温暖化を考える

「地球温暖化」の話はもう何十年も前から言われ続けてきており、未だに議論の対象になっている。もちろん温暖化を解決することは一筋縄ではいかず、原因も多岐にわたる。本書もまた原因を追求する一手段としてクマゼミを取り上げているが、ちょうど夏の時期であるだけに、クマゼミを取り上げるのは旬といえるのかもしれない。 第1章「近年に見るセミの変化」 大阪をはじめとした西日本で最近クマゼミが増えているのだという。そ […]

地方消滅 創生戦略篇

地方は東京に比べても衰退の一途をたどっており、消滅の危機にある。それは著者の一人である増田氏が2014年に「地方消滅―東京一極集中が招く人口急減」を中公新書にて出版されたときに口火を切った。それから地方は本当に消滅するのかどうか、様々な論者が議論をするようになった。 しかし増田氏はその地方消滅を食い止める手立てはないわけではなく、イノベーションを行うことによって都会以上に発展するきっかけを築くこと […]