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新潮新書

余計な一言

私自身、仕事でもプライベートでも会話を当たり前に行う。しかしながら私自身会話自体は苦手であり、舌足らずになることもあれば、突拍子のない一言を発してしまうこともある。もっとも会話自体は人と人とのキャッチボールであるのだが、たった一言で関係が崩れたり、悪い状況になってしまったりする事もある。本書ではそれを「余計な一言」と上げているのだが、どのような一言が悪化してしまうのかを取り上げている。 第一章「そ […]

イスラエルがすごい マネーを呼ぶイノベーション大国

イスラエルというと、イスラエル・パレスチナ問題が現在も残っており、過去には「中東戦争」が複数回行われたことにより、絶えず紛争や戦闘が起こっているイメージがつきまとう。 しかしながら現在のイスラエルはBRICsの後に続くほどの経済の成長が著しく、先進国を中心に熱視線を浴びている国として有名であるという。もっとも経済・産業的にイノベーション大国として挙げられるイスラエルは経済的にどのような立ち位置にあ […]

ゴジラとエヴァンゲリオン

一見共通点がないように見えて、実は同じ人物によってつくられたことがある。その人物こそ庵野秀明である。エヴァンゲリオンは今から23年前の10月に初めてテレビアニメとして生まれ、2016年には「シン・ゴジラ」で脚本と総監督を務めた。方やアニメ(映画含む)で不動のモノにし、方や長らく映画が製作され、日本を代表とするキャラクターにまでなった存在の共通する「線」とはいったいどこにあるのだろうか、そのことにつ […]

損する結婚 儲かる離婚

私も先日33歳を迎えた。もう「中年」という言葉に片足を突っ込み始めている(というかもう突っ込んでいるかもしれない)年頃であるのだが、結婚も考えなくてはいけないと思ってしまう年頃でもある。しかし結婚というと伴侶となる女性が必要であるのだが、その女性を探すのもまた一苦労なのかも知れない。もっとも彼女いない歴が年齢に限りなく近いくらいであるのだから。 私事は置いといて、結婚にしても離婚にしても、様々な面 […]

お寺さん崩壊

寺院を行くことは観光として行くことはあるのだが、先祖を供養しに行くことは最近無くなった。もっとも私自身が出身地から遠いところに住んでいることにより、なかなか帰る機会が少なくなっている部分がある。 私事はさておき、寺院というと安定的にお布施があり、稼げるようなイメージがあるのだが、近年では葬式などの様式が多様化、さらには地方の過疎化なども相まって檀家が少なくなり、寺院自体を閉ざしてしまうところも出て […]

恐山―死者のいる場所

青森県の下北半島には有名な山がある。その名も「恐山」であり、「イタコ」が礼を呼び寄せる、あるいは死者のいる山であるようなイメージが強くある。もっとも恐山はどのような山なのか、どのようにして「死者」のイメージを結びつかせるようなこととなったのか、本書はそのことを取り上げている。 第一章「恐山夜話」 恐山は観光名所と言うよりも「死者の場所」として知られており、観光でも訪れるのかと言うとそういったイメー […]

ロック・フェスティバル

今となっては富士やひたちなか、さらには石狩など全国ありとあらゆるところで行われているロック・フェスティバルなのだが、それがどのようにして日本で行われるようになり、広がりを見せていったのか、本書はフジ・ロック・フェスティバルを皮切りに、様々なロック・フェスが行われるようになった要因について、ステージやバックステージ、さらにはミュージシャンや関係者の証言をもとに取り上げている。 第1章「奈良の大仏とボ […]

寂しさの力

私は大学生のころから一人暮らしをしているが、その中でさみしい思いをしたことは何度もある。今もなお「さみしい」と思ったことは少なからずあるのだが、その「さみしさ」は普通の人でも歴史上の偉人でもそういった感情は存在するといい、さらにさみしさにはほかにはない「力」が存在するという。そのさみしさはどのような力が存在するのか、そしてさみしさの哲学とはいったい何なのか、本書はそのことについて取り上げている。 […]

経団連―落日の財界総本山

経団連(日本経済団体連合会)の会長は俗に「財界総理」と呼ばれた。その要因として財界と政界とのパイプだけではなく、財界にも政界にも大きな影響力を与えること、さらには財界の立場から政治的に関与するという意味合いを持っている。その政財界双方に大きな影響力を持つ経団連は現在、人材の枯渇が起こっており、力も衰えているのだという。そもそもなぜ経団連は衰退するのか、そして財界は現在どのような変化が起こっているの […]

すべらない敬語

「すべらない」と言うと「人志松本のすべらない話」を連想してしまうだろう。しかしその連想じゃなくても、敬語などの言葉の中で使い方を間違ってしまうことは往々にしてあり、自分自身も書評をしている中で言葉の間違いでスベってしまうと言うことがある。 そのスベってしまうことにならないように本書では敬語をどのように使ったら良いのか、アナウンサーの立場から伝授している。 1.「敬語革命、勃発す」 ビジネスでもプラ […]