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歴史

日本アニメ誕生

日本で初めてテレビアニメが生まれたのは1963年、鉄腕アトムの第1作が放送開始してからの事である。それからもう57年の月日が流れたが、今もなお数多くのアニメが生まれ、映画になることもあり、鬼滅の刃をはじめ大ヒット作品も数多くある。本書はその日本におけるテレビアニメ誕生までの歴史と、誕生してからの歴史についてを取り上げている。実は本書の著者はこの鉄腕アトムの第1作のシナリオライターとして関わっている […]

ローマ史再考―なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか

ローマの歴史は非常に長く、なおかつ議論も絶えない。古代ローマから遡ると紀元前753年の「王政ローマ」の建国から始まり、ローマ帝国が生まれ「パクス・ロマーナ」が起こり、やがて戦乱が続いて、帝国が東西に分裂し、オスマン帝国の攻撃で1453年に滅亡するまでとなるため、単純計算すると2206年となる。長く壮大な歴史はヨーロッパ大陸はもちろんのこと、アメリカにも影響を与えるなど、歴史的な観点でも重要な要素と […]

1時間でわかるアイヌの文化と歴史

今年の7月12日に、北海道白老町にて「民族共生象徴空間(通称:ウポポイ)」が開業した。アイヌの神話・歴史と、文化や出来事など、アイヌにまつわることが数多く展示されている。また共生公園などが存在するなど、アイヌ文化を学ぶだけでない役割も担っている。またこの開業の3ヶ月後にはアニメ「ゴールデンカムイ」の第3期の放送が開始された。 アイヌ民族を始め、アイヌ文化を学ぶ機会はドンドンと増え始めている。本書も […]

謎のカラスを追う―頭骨とDNAが語るカラス10万年史

カラスというと、ちょうどこの秋の時期は「繁殖期」にあたり、特に威嚇・攻撃が先鋭化する。私も小学校時代の時に学校の中に森が存在しており、秋になると「カラスに注意」と言った札が見られるようになった(実際にこの時期、カラスに襲われたことがあった)。それだけでなく、カラスというと、ゴミをあさるような事もあり、なおかつ迷惑をかけるような事も日常茶飯事のように行っているという。 しかしカラスにも種類がたくさん […]

世界に一軒だけのパン屋

「パン屋」というと、日本全国にあり、特に専門店だと、様々な個性を持っているように思える。しかし本書で紹介するパン屋はあることで「世界に一軒だけ」を達成している。それはパンの原料の小麦粉が「全て」国産であるところにある。もっと言うと原料全てが地元産のもので、完全な「地産地消」を行っているパン屋であることが「世界に一軒だけ」という地域を築き、年商でも10億円にものぼる人気のパン屋になっている。そのパン […]

東京田園モダン

元々著者は社会や経済についての本を取り上げることが多かったのだが、地理的な本を上梓するのは珍しい。本書は何かというと東京案内の一冊であるのだが、少し異なる点としては昭和や大正時代における名残を探すというものである。 第1章「北区 イギリス田園都市の発想は飛鳥山からだった!?」 京浜東北線、もしくは東京メトロ南北線の王子駅から歩いて5分の所に「飛鳥山公園」がある。桜の名所で知られているのだが、八代将 […]

紫外線の社会史――見えざる光が照らす日本

真夏と呼ばれる季節で、晴れた日は日光がまぶしく、なおかつ紫外線も非常に強い時期である。人によっては日焼けをするから好意的に捉える人もいるのだが、中には紫外線は肌荒れの原因にもなるため、紫外線対策を徹底的に行うという人もいる。 そもそも紫外線自体は見えないものである。見えないものに対してどのように関わってきたのか、本書は紫外線と社会との関わりについて取り上げている。 第1章「紫外線ブームの時代へ」 […]

台湾物語―「麗しの島」の過去・現在・未来

日本にほど近く、さらには親近感としても「近しい」国として知られる台湾。近頃は新型コロナウイルスの影響もあり、なかなか難しいのだが、旅行先として人気がある。実際に旅行のガイドブックでも台湾を中心としたものがいくつもあるほどである。 しかしそのガイドブックには載っていないような歴史や地名なども数多くある。本書は知られざる台湾にまつわる「物語」を7つ紐解いている。 第一章「北と南の物語」 「台湾」と言っ […]

愛と欲望の三国志

「三国志」は中国大陸における「後漢」王朝末期における黄巾の乱から晋国が三国を統一するまでの時代のことを表し、それを物語にしたのが「三国志演義」である。この「三国志演義」が成立したのは三国志の時代から後のことである。時代としては「明」王朝の時代であり、具体的な年代は不明であるのだが、書物として最古のものとして1522年のものがある。日本で言えば室町時代後期のころである。 その三国志演義において本書の […]

資本主義に出口はあるか

国家の多くは「資本主義」を取り入れており、その社会のことを「資本主義社会」とも呼ばれている。しかしながら「資本主義」と言っても、在り方は日々刻々と変わって言っている。その「変わり方」は現在どのような社会があり、その先にどのような「出口」があるのか、本書ではそのことについて取り上げている。 第一章「この社会はどんな社会なのか―「右/左」の対立の本質」 政治や経済などの思想において必ずつきまとうのが「 […]