エッセイ 常識の路上 私自身「常識」という言葉は好きではない。もっとも「常識」という言葉もあるのだが「世間一般」や「普通」といった言葉にも似ていることがある。とどのつまり「常識」は場所もあれば、時間軸、さらには人の価値観によって大きく変わるのである。そのことから... 2017.03.16 エッセイ書評
書評 北緯14度 日本の北緯は最北で、おおよそ北緯44度、最南ではおおよそ25度くらいである。では本書のタイトルである「北緯14度」はどこにあたるのか。調べてみるとチャドやスーダン、イエメン、インド、ミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジア、フィリピン、セネガ... 2016.12.05 書評青春
書評 医者のたまご、世界を転がる。 本書のタイトルが魅力的である。「たまご」はまだ一人前ではないという意味合いを持つのだが、その「たまご」が世界に向けて活躍するということを、たまごが転がる性質をなぞらえて、タイトルを付けたのかもしれない。 本書はその医師の「たまご」が世界中を... 2016.09.06 書評海外
宗教 奇蹟が起きたパワースポット 数年前に「パワースポット」と言うような場所を取り上げるような記事や本がある。ビジネス書でもそういったパワースポットを取り上げ、そこに訪れたときの礼儀作法といったものが取り上げられている。 本書はビジネスに通用するというよりも人生において通用... 2016.06.08 宗教書評
国際 私の「ニューヨーカー」グラフィティ 皆さんは雑誌「ニューヨーカー」を読んだことはあるだろうか。私自身は読んだことがなく、どういった魅力があるのか分からない。ちなみに著者は50年にもわたって「ニューヨーカー」を購読しているという。これほどの長い歴史が「ニューヨーカー」にあるとは... 2016.02.18 国際書評
書評 菌世界紀行――誰も知らないきのこを追って 「菌」と一文字だけ書いたとき、あなたはどのようなイメージを持つのだろうか。人によってはポジティブなイメージを持たれる方もいるかもしれないが、中には、病原菌やウイルスなどネガティブなイメージを持たれるかもしれない。 しかし「菌」は地球上の生物... 2015.12.25 書評生物学
日本 呑めば、都―居酒屋の東京 「住めば都」を捩っているタイトルだが、東京にはまさに居酒屋が多く、場所によって特色が異なる。本書は東京のありとあらゆる土地の居酒屋をめぐっているが、あまつさえ日本人でも興味深いのだが、本書は日本文学を専攻しているアメリカ人が自ら居酒屋をまわ... 2015.06.14 日本書評
書評 北朝鮮で考えたこと 北朝鮮というと、昨日か今日か分らないのだが、アントニオ猪木らが訪朝し、プロレス興業を開催するのだという。アントニオ猪木のプロレス興業というと、1995年の「平和の祭典(平和のための平壌国際体育・文化祝典)」以来19年ぶりの事である。1995... 2014.08.30 書評海外
書評 アイルランド紀行 – ジョイスからU2まで ヨーロッパはイギリス、イタリアなど有名な国は数多く存在する。しかしあまり知られていない国も存在しており、その中にはイギリスの隣国である「アイルランド共和国(以下:アイルランド)」が存在する。アイルランドというと大都市である「ダブリン」以外は... 2014.08.04 書評海外
書評 夢はトリノをかけめぐる もう終わって半年経つのだが、今年の2月にロシアのソチで冬季オリンピックが行われた。男子フィギュアスケートの羽生結弦選手を始め多くの選手が活躍し、メダルを獲得した。 さて本書の話に映るのだが、そのソチオリンピックの2大会前、イタリア・トリノで... 2014.07.31 書評青春