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サッカー

サッカーのある風景―場と開発、人と移動の社会学―

昨今のコロナウイルスにより、サッカーでも野球でも延期や中止を余儀なくされている。サッカーは最初の試合が行われた後、3月中の試合は全て延期にあり、4月に再開するかどうかはまだ不明である。 もっともサッカーにしても、野球にしても、プロリーグなどでは地域やチームなどの雰囲気によって成り立つことも少なくない。本書はその中でもサッカーと地域性、さらには風景についてアルビレックス新潟をもとにして取り上げている […]

ヘダップ!

サッカーに限らずともスポーツの世界は一見華やかなようでいて、実は厳しくも残酷な世界である。その「残酷」な部分は結果に表れるものもあれば、うわさ話やスキャンダルによって夢破れてしまう人もいる。 本書はその「うわさ話」によってスターロードから外れ、小さなリーグで奮闘する新人サッカー選手を描いている一冊である。 サッカー選手は一見華やかに見えるのだが、トップに立つための努力と闘いの姿がありありと見えてい […]

父親次第

「子どもは親の背中を見て育つ」という言葉がある。これは子育てのことであるが、本書はそのことを言っていると思えてならない。もちろん親も子供を育てていく中で「親心」も芽生えてくる。本書は子育ての本であるが、実際に著者は3人の子どもを育てたことを綴っている。 第一章「子育ては親も育つから楽しい」 子どももそうであるが、大人も人間である。人間は様々な形で進化・退化する。著者の親子は「足が速い」という遺伝子 […]

サッカーと人種差別

本書のタイトルからして日本は他人事のように思ってしまったのだが、今年の3月に起こった「ある事件」を機に、他人事ではなくなった。それは今年3月8日に行われた、浦和レッズ対サガン鳥栖とのJ1戦において、「JAPANESE ONLY」という横断幕が大問題となり、無観客処分になった事例がある。他にも最近では中指をたてるような行動が問題視された。人種差別はサッカー競技に限ったことではないのだが、本書ではサッ […]

トップ1%のサッカー選手に学ぶ成功哲学

すばる舎上江洲様より献本御礼。 トップ1%の選手はビジネスの世界にもサッカーの世界にも共通しているのだという。本書の帯にも書いてあるのだが、その中でも一流・二流と言われる選手の差は「技術」と言われることが多いのだが、その実は差がほとんどない。むしろ「マインド」の差が顕著であるのだという。 本書はビジネス書作家でありながら、かねてからサッカーファンであり、毎週フットサルで汗を流す著者がサッカーのトッ […]

「育て」の流儀 -個性を磨き、大きく伸ばすコーチング-

人を育てるのは、ビジネスでもスポーツでも同じである。本書は福岡大学サッカー部の監督として多くの代表選手を輩出してきた名将が人を育てることの重要性について説いている。 第一章「オリンピックの歓喜に隠された真実」 ロンドンオリンピックにおけるサッカー日本代表(U-22)は1968年のメキシコオリンピック以来久しぶりとなる大会ベスト4に進出した。しかしその裏にはある「屈辱」があった。それは毎回のように出 […]

スポーツのマネジメント~ユベントス・フェラーリ その交渉と契約

スポーツの国際化が止まらない中で、海外で活躍をするための「マネジメント」を行う人もいる。いわゆる「マネジャー業」を行う人のことを指すのだが、スポーツ選手はスポーツをする以外にも、「契約」などの雑務も数多くこなさなければいけないため、一人で行おうにも、とてもではなないがスポーツまで手が回らないような状況に陥ってしまう。 本書は身の回りの雑務を受け持ちつつ、選手を管理する役割をもつマネジャーについて、 […]

グローバル化と日本のスポーツ

昨日ワールドカップ最終予選で、日本代表はオーストラリアと戦いはドローに終わった。結果として5大会連続出場が決まったが、PKで同点になったとはいえ、このままの状態ではグループリーグ全敗敗退となってしまう。これからの1年間でどこまで強化できるのかが注目となりそうである。 サッカーもそうであるが、スポーツの国際化が止まらない。バスケットボール、ラグビー、さらに日本の武術の一つである柔道も国際化が進んでい […]

「ドーハ以後」ふたたび 世界から見た日本サッカー20年史

今年日本サッカーの幕開けとして知られる「Jリーグ」が初めて開幕して20周年を迎える。 昨今では関塚ジャパンが44年ぶりにベスト4に進出したものの、その44年前の因縁を持つメキシコと対戦したが、惜しくも敗れ、さらに次の3位決定戦には宿命の韓国戦となったが完敗し、44年ぶりのメダル獲得とまではいかなかった。 本書は20年もの歴史を日本代表監督毎の時代を振り返りつつ、これからの日本サッカーについてを見出 […]

ブラジルの流儀―なぜ「21世紀の主役」なのか

「BRICs」の一つであり、経済的にもスポーツとしてもホットといわれているブラジル。「スポーツとしても」とあるが、サッカーワールドカップが2014年、夏季オリンピックが2016年、このブラジルで行われる。 中国やインド、そしてロシアが2000年代の台頭となっていく中で、ブラジルは一歩遅れた状態にあった。しかし前述のオリンピックやワールドカップが開催されるようになってから新興国の中でも主役となりつつ […]