TAG

ジャーナリズム

NPOメディアが切り開くジャーナリズム 「パナマ文書」報道の真相

かつて「パナマ文書」なるものがあった。国内外問わず財界人がリストアップされるほどであり、なおかつ財界人の「タックスヘイブン」を行ったことによることで大きな話題となった。もっともそれを報道したのはNPOメディアであったのだという。「パナマ文書」がなぜ出てきたのか、そしてNPOメディアとはどんな存在なのかも併せて取り上げている。 第1章「パナマ文書の衝撃」 もともと「パナマ文書(「パラダイス文書」とも […]

絵本とジャーナリズム

本にしても新聞にしてもニュースを伝える媒体の一つでもある。もっとも絵本でも「挿絵」や「風刺画」といったものまで存在する。その存在する絵本にもジャーナリズムが存在しており、子どもたちなどの読み手にどのような影響を与えるのか、ジャーナリストである著者が講演の中で述べているものを書籍化している。 第一章「「幼子(おさなご)」は人生にとってどんな時期か」 「幼子」と言ってもどのような時代か、簡単に言うと幼 […]

グローバル・ジャーナリズム――国際スクープの舞台裏

世の中には様々なメディアやジャーナリズムが存在する。そのジャーナリズムでもって新聞やテレビなどに広く伝えられるようになる。そのジャーナリズムの要素として国際的なニュースをどのようにして拾い上げ、伝えられていくのか、そのことを取り上げている。 第1章「世界の極秘情報を暴いた「パナマ文書」」 昨年の3月から5月にかけて世界を震撼させるニュースが出てきた。その名も「パナマ文書」。一体何かというと世界的な […]

仮説の検証 科学ジャーナリストの仕事

私自身、昨年の小保方問題にて「科学ジャーナリズム」とは何なのかを考えるようになった。科学ジャーナリズムといえば、科学における新発見や事件などについて、テクニカル、なおかつわかりやすく伝えつつ、批判的に考察を行うという立場にあるのだが、実際に一連の小保方問題を見ていて疑問に思ってしまったことから本書を取り上げた。 本書はNHKのディレクターとして、解説委員として、科学ジャーナリストとして生きてきた方 […]

2020年新聞は生き残れるか

私自身新聞嫌いではあるものの、時折色々な新聞を読む。しかし新聞を読むたびに、その新聞それぞれの思想や考え方が出ており、それが「偏向」と見て取れるきっかけになってしまう。あと新聞と言うことにフォーカスを当ててみると、今年の8月に朝日新聞の吉田調書にまつわる問題があり、新聞への信頼も低下の一途を辿っている。 そう考えると新聞はどのように生き残るべきか、そしてジャーナリズムはどういった方向に進むのか、本 […]

ジャーナリズムの原理

ここ最近に限ったことではないが、「ジャーナリズム」が変容してきている。ジャーナリズムに関する本を頻繁に取り上げてきた3・4年前は重点的に取り上げてきた。そもそも「ジャーナリズム」という言葉は使われずとも、江戸時代の頃から「瓦版」などがその役目を担っていた。 現在となっては「新聞」や「雑誌」、「テレビ」と呼ばれる、いわゆる「メディア」がそれを担っているのだが、インターネットが広がりを見せることにより […]

ジャーナリズムが亡びる日―ネットの猛威にさらされるメディア

新聞・テレビ・雑誌などの既存メディアに関する「~離れ」が蔓延っている。事実新聞や雑誌の売上部数も右肩下がりであるという。ジャーナリズムというよりも既存メディアによる「ジャーナリズム」が衰退の一途を辿っていると言っても過言ではない。 その要因の一つとしてインターネットの隆盛によるものがある。そのインターネットが新たなジャーナリズムを誕生し、隆盛させるかと思いきやインターネットにはコンテンツなど作る能 […]

6枚の壁新聞 石巻日日新聞・東日本大震災後7日間の記録

2011年3月11日午後2時46分 宮城県沖でM9.0となる非常に強い地震があった。後にこの地震は「東北地方太平洋沖地震」「東日本大震災」に発展し、戦後最悪の地震被害を受けた。 震源に近い宮城県石巻市でもこの地震と津波により多くの人命を失い、ほとんどの建物が崩壊、もしくは海に流された。石巻市の情報を日々発信している「石巻日日新聞」もこの震災で多大な被害を被ったが、震災翌日から「壁新聞」をつくり、日 […]

熟慮ジャーナリズム ― 「論壇記者」の体験から

記者は記者でも様々な記者がいる。たとえば「政治記者」や「警察記者」などがいるのだが、以外にも知られていないのが「論壇記者」というものが挙げられる。では「論壇記者」とはどのような存在か、というと「社説」などを書く人達のことを挙げると容易に想像できるだろう。本書は普段私たちが想像する「新聞記者」とは一線を画す、「論壇記者」の存在とその仕事の中身について明かしている。 第一章「「でもしか記者」の記」 「 […]

鈴木邦男の読書術―言論派「右」翼の原点

右翼団体「一水会」の顧問であり、ジャーナリストの鈴木邦男氏の一冊である。鈴木氏は右派の中でも「異端」と言える存在である。その大きな所以なのが、愛国心を分析したり、元日本共産党幹部と対談本を出版したり、左派寄りの発言をすることもある。 その一方で「読書家」として知られており、月に30冊以上読む事を長年続けている。読む本のジャンルも幅広いが、その中でどの本と出逢いながら考えを醸成していったのだろうか。 […]