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ヒーロー

ジャップ・ン・ロール・ヒーロー

この頃はあまり聴かないのだが、「盗作」なり「パロディ」なりといったことで事件や訴訟になることもある。他にも私自身もよく使うのだが、Wikipediaなどのオンライン百科事典において、論拠のない記事や文言が取り上げられ、それが削除騒動になることもしばしばある。 本書はその中でも後者を風刺の如く、物語にして取り上げている。そのモデルとなっているのが1980年代に海外進出したとあるバンドであるのだが、そ […]

ヒーローの選択

本書の主人公はとあるサラリーマン。営業活動をしているのだが、一向に成績が上がらないという。うだつの上がらないようなときに小学校での友人と再開することとなったのだが、そこである部隊に入ってほしいという。 それは「世界を守る」という名目なのだが、実際にはどのようなものなのか、そしてその目的とは何なのかを描いている。 もっと言うと本書は「選択」という言葉がついてくる。もちろん選ぶわけだから正しい選択もあ […]

昭和特撮文化概論 ヒーローたちの戦いは報われたか

戦後しばらくしてからずっとヒーローものが生まれるようになった。古くは今や亡き作曲家・川内康範氏が生み出した「月光仮面」をはじめ多くのヒーローが生まれた。現在でもヒーローと呼ばれる存在は数多くあるのだが、そのヒーローは報われたのかというと思わず首をかしげてしまう。そのかしげてしまう要因はいったいどこにあるのか、そのことについて考察を行ったのが本書である。 第一章「巨大化したヒーロー」 巨大化したヒー […]

しゃらくせえ 鼠小僧伝

私自身も困難があると、本書のタイトルのように「しゃらくせえ!」と言ってしまう。その「しゃらくさい」という意味はいったい何なのか、漢字に直すと「洒落臭い」とあり、 「なまいきである。分(ぶん)をこえてしゃれたまねをする。利いた風である。」(「広辞苑 第六版」より) とある。私自身そういった意味を知らずして使ったのかもしれないが、実際に意味を見てみると、自分自身も「しゃらくさい」人間といえる。 本書の […]

国定忠治を男にした女侠 菊池徳の一生

国定忠治といえばもうすでに講談や劇で非常に有名な人物として挙げられるようになったが、実際の国定忠治は博徒(賭博を行うものとされているが、無法者、アウトローを呼ぶ場合にも使われる)であり、対立する博徒を次々と殺害、挙句の果てには関所を破った。そのことを咎められ磔にされ壮絶な最期と遂げたという人物である。 しかしこの国定忠治をヒーローとしてよみがえらせた人物がいる。それが本書で紹介される菊池徳である。 […]