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ブーム

何が食べたいの、日本人? 平成・令和食ブーム総ざらい

食に関する進化は時代と共に進んでおり、特に食に関しての「ブーム」も度々起こる。ここ最近では去ったのだが、「タピオカ大ブーム」が起こり、至る所でタピオカの専門店ができた事は記憶に新しく、またさらに最近ではだんだんと閉店していると言うのもある。 色々な時代で食に関するブームが出てくることがあるのだが、本書は平成・令和といった32年の歴史のなかで、どのようなブームがあり、時代を築いていったのかについてを […]

「進撃の巨人」と解剖学 その筋肉はいかに描かれたか

現在「進撃の巨人」はNHKでSeason3が放送中である。物語はもうクライマックスといった所にあると言っても過言ではない。今から6年前にSeason1が放送された時には一大センセーショナルとなり、OP曲が紅白歌合戦で歌われた。しかもその進撃の巨人で話題となったのは和田アキ子似の巨人がいたという(本人も認めており、後にアプリのCMで出演することとなった)。 それはさておき、本書は「美術解剖学」という […]

ボウリングの社会学

私自身ボウリングは数えるほどしかやったことがない。初めてやったのは高校に入ってからのことであり、高校の時に2~3回、大学の時も2~3回くらい、そして社会人になってからは4ヶ月ほど前に行ったのが初めてである。元々ボウリング自体は大の苦手でベストスコア自体も2桁であり、なおかつガーターを出すことも多々あった。 私事はここまでにしておき、本書はかつてボウリングが誕生し、社会現象となるほどブームとなり、そ […]

新しい鳥たち

本書を取り上げる以前に、本書の著者を取り上げる必要がある。ご存知の方もいると思うが、著者は今から15年前に「世界の中心で、愛をさけぶ」で一大センセーショナルを生み出し、映画・ドラマにもなった。それから15年して著者がベストセラーをたたき出したかというと、お世辞にも言えない状況にある。 そして本書である。本書は「世界の中心で、愛をさけぶ」と同じ類の恋愛小説であるが恋愛小説でありながら、「人類の希望」 […]

オオグソクムシの謎

「オオグソクムシ」は2013年2月16日、愛知県蒲郡市の竹島水族館が、卵を孵化させることに日本で初めて成功したことが発端となり、一躍ブームとなった。オオグソクムシを観に竹島水族館に訪れる人が多くなったのだという。 あれから3年近く経つのだが、オオグソクムシのブームはまだ起こっているのかどうかは定かではないのだが、ちょっとオオグソクムシについて知りたい部分があったため本書を手に取ってみた。本書はオオ […]

落語の達人~この噺家を忘れてはいけない!

「落語の達人」というと五代目古今亭志ん生や八代目桂文楽、六代目三遊亭圓生などが挙げられるが、本書では落語をあまり知らない人でも「名人」と呼ばれるほどの落語家をさしておらず、むしろ「通」と呼ばれる方々がファンにとって印象に残る落語家の中から3人を取り上げている。 <五代目 柳家つばめ> 元々の名跡は「柳家つばめ」であるが、本章で紹介される五代目の次である、六代目だけは「柳家つば女」という名跡だった( […]

ラー油とハイボール―時代の空気は「食」でつかむ

一昨年は「食べるラー油」と「ハイボール」が人気を集め、店頭で売り切れが続出するなど社会現象にもなった。食は時代とともに進化を遂げるのだが、その進化の速さも著しく上がっているような気がする。 食とともにブームがやってくるような時代、だからでこそ、ビジネスや時代がどのように動くのか、つかむ必要がある。本書では「ラー油」や「ハイボール」から読みとくビジネスアイデアの仕組みとは何なのかを分析するとともに、 […]

「お墓」の誕生―死者祭祀の民俗誌

今年の初めから「墓マイラー」と言う言葉が誕生し、様々なお墓案内の本が出版された。とりわけ有名人のお墓巡り、あるいはユニークなお墓巡りに関する物が多かったように思える。 このブームに関して少し疑問になった所がある。それは数年前に「千の風になって」という曲が大ヒットし、それとともに供養のスタイルもどんどん多様化していき、墓石業者も頭を悩ませたほどであったという。 さて、本書の話である。本書は「お墓」に […]

転回点を求めて―一九六〇年代の研究

1960年代というと今から約50年近く前のことである。このことについてよく知っている年代というと、団塊の世代以上の方々になる。60年代というとそれよりもずっと後に生まれた私では想像できないことだがどのような事が起ったのかというのも具体的に知りたい。本書は60年代に起こったこと、流行したものなど60年代にまつわる様々な角度から研究した一冊である。 Ⅰ.〈生活〉 1960年代というと電化製品における「 […]