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ベストセラー

戻ってきた娘

本来であれば考えられないエピソードかも知れない。しかし国や時代によってはそれがごく「当たり前」にあった時代なのかも知れない。ある意味「身売り」のようなエピソードであったのだが、「家族」とは何かをこれほどまで考えさせられるような事がなかったと言える。 少女にしても少年にしても、幼い頃は「多感」な時代である。その多感な時代を「大人の都合」により、奪われてしまうことも少なくない。 しかしながら主人公、そ […]

ベストセラーの値段 お金を払って出版する経営者たち

著者の水野様より献本御礼。 私自身本屋に行くことが良くあるのだが、その中で「ベストセラー」と呼ばれる本はいくつか存在する。その中にはネームバリューだけで売れている本もあれば、ちゃんとした内容で売れている本など様々であるのだが、どちらかというと現状前者の方が多いのが感触としてある。 もっともベストセラーはどのようにして生まれるのか、そしてどのような価値があるのか、著者は長年出版セミナーを主宰し、なお […]

英語ベストセラー本の研究

3年前あたりからビジネスでも「社内公用語」として英語が使われるようになり、英語学習への風潮が高まってきている。しかし英語学習に関する本は、今も昔も存在しており、本書でも戦中・戦後にあたる1940年代から2000年代の英語本を数多く取り上げている。そう考えると英語本の歴史は深いといえる。 第一章「1940年代―第一次英語ブームの時代」 「英語本」と言っても英会話専門の本もあれば、受験のための英語勉強 […]

新「ビジネス書」のトリセツ

著者の水野様より献本御礼。 本書は2009年に徳間書店にて出版された「『ビジネス書』のトリセツ」を6年の時を経て、最新の状況に合わせて新訂された一冊である。ビジネス書の状況もさることながら、著者も出版を基軸に様々な変化を起こしてきた。 そこで本書である。本書は2009年の出版から6年経って、ビジネス書はどのように変化したのか、そしてビジネス書のベストセラーとなる書き方とは何なのか、そしてお金に換え […]

2分でわかる! ビジネス名著100冊のエッセンス

私は毎日のように本屋に行くのだが、行くたびに思うことが一つある。それはビジネス書が今でも活況を呈していることである。今日も新しいビジネス書が書棚に置かれているほどである。 著者は年間1000冊以上のビジネス書を読み、選りすぐりの本をブログやメルマガ、雑誌にて書評を行っている。これまで数千冊の本を読んできた著者が「名著」と呼べる様な本を100冊取り上げている。 しかもただ、取り上げているだけではない […]

ベストセラーだって面白い

ベストセラーというのはあまり面白い作品が多い。タイトルのインパクトは強いものの中身が伴っておらず、「買って損した」ということが何度もあった。しかしベストセラーでもたまに「当たり」と言えるほど面白いものもあるため、内容はピンからキリまであるが、どちらかというとキリの方が多いように思えるのは私だけであろうか。 本書はそんなベストセラーの面白さについて2001年から朝日新聞で連載を行っていた「ベストセラ […]

正直書評。

書評家の豊崎由美氏が「TV Bros.」の「書評の帝王 帝王の書評。帝王切開金の斧」から2004年3月〜2008年9月に取り上げられたものをまとめている。当時の話題作品を評価の高い順に「金」「銀」「鉄」の斧として、ストレートにそして評者自身のスタイルで書評を行っている。ちなみに豊崎氏は「書評王の島」でも多くの書評を行っている。 書評というのは「中立」を重んじるという人が多いが、本書を読む限り書評は […]