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ボクシング

スタンドアップ!

本書の帯には これは現代版『ロッキー』だ! と書かれていた。ロッキーは恋人のために、自分のために闘う姿を描いているのだが、本書はむしろDVの夫から逃げて、自分で何かができる証明としてボクシングに出会い、闘うといったものであるため、本質的には異なる部分が多い。しかしながら、逃げない、立ち向かうと言う姿勢はロッキーに似通っている所はある。 もっとも夫のDVから逃げだし、実質的なシングルマザー(離婚した […]

1R1分34秒

本書は言うまでも無くボクシングを題材にしている。タイトルにしても挿画にしても、どう見てもボクシングであることがよくわかる。しかしタイトルのところでもしKOとなると、あっけないというイメージを持たれるのか、それともKOを奪った選手の強さを際立たせるか、と言ったところである。 事実、有名な話になっているのだが、本書が出たのは昨年の1月。出る前年の10月に井上尚弥とファン・カルロス・パヤノがWBSSの初 […]

拳に聞け!

スポーツ小説を読むとなぜか血湧き肉躍るような感覚になる。それがボクシングやプロレスであればなおさらのことである。本書はその中でもボクシングの物語である。 本書の舞台はとある大阪のボクシングジム。そのボクシングジムは立ち退きに迫られているらしく、便利屋の主人公は金儲けのためにボクシングをはじめ、立ち退きを迫られているボクシングジムに通い詰めることになる。しかしとある若者に出会ってから主人公の出会いに […]

具志堅用高―リングは僕の戦場だ

具志堅用高と言えば、日本ボクシング界のレジェンドと呼ばれる存在である。先日具志堅はボクシング国際殿堂入りが決まった。もっともチャンピオンに輝き、13度に渡る防衛を記録し、日本ボクシング界の根幹を彩った。 その具志堅用高は元々不良として沖縄で名を馳せ、その後、ボクシングにのめり込み、世界チャンピオンに輝いた。本書は殿堂入りということもあるのだが、具志堅用高の人生を自ら綴った一冊を取り上げる。 第一章 […]