TAG

ライトノベル

私立シードゥス学院 小さな紳士の名推理

本書の舞台は全寮制の寄宿学校であるが、そこである殺人未遂事件が起こった。寄宿学校の生徒たちと寮監らが時には衝突しながらも、解決に導いていくという作品である。 こう見てみるとミステリーであり、なおかつ推理小説のような印象である。しかしながら謎解きを行うのだが、それぞれの「話」にて問いが出てくる。その「問い」を見てみると、あたかもそれをもとに寮監や生徒たちが推理を行っているようでいてならず、実際の殺人 […]

ライトノベル史入門  『ドラゴンマガジン』創刊物語―狼煙を上げた先駆者たち

今となっては当たり前のようにあるライトノベルだが、その走りをつくったのはドラゴンマガジンと言ってもいいほど過言ではない。それ以前にもライトノベルが存在したのだが、現在のようになったのは1988年に「ドラゴンマガジン」が創刊されたことにある。「ロードス島戦記」から「スレイヤーズ」など多くのライトノベルを生み出し、今日のライトノベルをつくり出した。そもそもなぜ「ドラゴンマガジン」がつくられ、ライトノベ […]

「メジャー」を生みだす マーケティングを超えるクリエイターたち

角川書店 岸山様より献本御礼。 マンガやアニメ、さらには歌などのカルチャーを「サブカルチャー」と呼ばれるのだが、数年前から論者によって、「ポップカルチャー」と呼ばれる事がある。そういったカルチャーが「オタク」と呼ばれる方々のために作られることが多かったのだが、現在ではオタクを対象とせず、いわゆる普通の人を対象にした、「メジャー」と呼ばれる様なものも数多く作られている。 本書は今を担う音楽・マンガ・ […]