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ルーツ

謎のカラスを追う―頭骨とDNAが語るカラス10万年史

カラスというと、ちょうどこの秋の時期は「繁殖期」にあたり、特に威嚇・攻撃が先鋭化する。私も小学校時代の時に学校の中に森が存在しており、秋になると「カラスに注意」と言った札が見られるようになった(実際にこの時期、カラスに襲われたことがあった)。それだけでなく、カラスというと、ゴミをあさるような事もあり、なおかつ迷惑をかけるような事も日常茶飯事のように行っているという。 しかしカラスにも種類がたくさん […]

12月25日の怪物―謎に満ちた「サンタクロース」の実像を追いかけて

巷では既にクリスマスに向けた商戦が行われている。ケーキにしても、チキンにしても予約販売が周囲を見ても行われており、盛んに行われている。クリスマスまではこれが続くのだが、どのような商戦になるのかは見てみたいものである。 その12月25日のクリスマスというと連想するのはサンタクロースであるのだが、本書のタイトルは「怪物」と形容している。かつて1980年にアメリカにて公開されたホラー映画である「サンタが […]

名づけの民俗学

地名や人名の歴史・習俗についてどのようなルーツで名づけられたのかについて考察を行っている。特に「人名」については毎年、明治安田生命が「名前ランキング」と言うのを行っており、男女それぞれ上位100位まで公開している。どこがソースだか忘れてしまったが以前ニュースで特徴的な名前のような記事もあれば、過去に比べて名前も変化しているというものもあったような気がする。 それはさておき、人名にしても地名にしても […]

ラーメンと愛国

もはや「国民食」として愛されているラーメン。そのラーメンも時代とともに変化をしている。名店と呼ばれる所では日本各地に支店を出し、カップラーメンのプロデュースまで行い、かつカップラーメンもカレーやトマトなど味も多岐に広がっていった。 そもそもラーメンは水戸光圀が中国大陸から輸入したものを食したことが始まりと言われているが、広くインスタントがつくられ、現在のように広く食され始めたのは戦後になってからの […]

四字熟語ひとくち話

言葉に携わっていると、必ず出くわすのが「四字熟語」である。四字熟語と聞くと、漢字が苦手な人は忌避してしまうかもしれない。私自身はと言うと、元々漢字が好きだったため、四字熟語にはすんなり入っていけると高をくくっていたが、思っている以上に難しく、苦手になるときさえあった。しかし今では新しい四字熟語を知りたいという好奇心ばかりが強くある。 会話にしても、本や資料を読むにしても、必ずといってもいいほど「四 […]

新体操はスポーツか芸術か

新体操というと、音楽とともに柔軟な体でもって美しい演技を披露し、技術点と芸術点の高さを競うスポーツである。本書の新体操のみならず、シンクロナイズトスイミングや冬季競技に至ってはフィギュアスケートといったものも芸術的なスポーツ競技は存在する。本書のタイトルにある命題、「スポーツなのか?あるいは芸術なのか?」については両方である、答えが言えなければ答えに窮する。 本書はこの命題を元選手の立場から考察を […]

風呂と日本人

おそらく「風呂」という沐浴文化がある国は非常に少なく、日本はその一つにあるが、宗教性よりも、日課・レジャーの要素が多岐にわたる「風呂」文化があるのは日本ぐらいであろう。今となっては観光として温泉を愉しんだり、家庭でも戦闘、もしくは楽しみや癒しのための入浴剤があるほどである。単に風呂と言っても楽しみ方は人それぞれである。 ではなぜ日本にはこのような「風呂」の文化が栄えたのか、もともと「風呂」の起源は […]

日本語の奇跡

日本ほど、字や語彙組み合わせの多い国はない。しかし、なぜこれほどまでに多くなってしまったのか。そしてなぜこれらは生まれたのか。それを解説をしているのが本書である。 日本語のルーツの本についてはタミル語からきているという本にはであったことはあるが、こちらは中国の儒教の文化から、飛鳥時代以降の日本の歴史も兼ねてそのルーツを探っているところが特徴であると私は本書を見てそう思った。しかしカタカナの誕生につ […]

アラビアンナイト

子供のころから童話や映画で見たアラジンなどのアラビアンナイト(千一夜物語)作品。しかしこの作品の舞台は一体どこなのか、中東のどこかであるのか、アフリカ大陸なのか、ある番組を見てイラクが舞台なのかなと思った。 さて本書を読むとアラビアンナイトのルーツがわかるが、これが非常に衝撃的である。まず前半ではアラジンの翻訳の変遷が書かれているが、非常に雑学的な内容だったので読みごたえはあったが非常に興味深い内 […]