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交渉

ソクラテス・メソッド—説得せずに“YES”がひきだせる!

おそらく現在につながる哲学の源流をたどっていくと、ある人物に行き着く。その人物こそ「ソクラテス」である。ソクラテスが活躍した当時、哲学を教える人々はほかにもいたのだが、己の知見が正しいと考えて教えるソフィストの講義に反し、自分は相手と対話することによって知らないところを知るようになり、なおかつ知を愛し、学びをつけていくという方法であった。 ソクラテスの生涯は本章にも言及されているため、後ほど取り上 […]

ヒアリング不動産投資

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 不動産投資を行うには一人ではできず、様々な人と関わることとなる。その支えでもって成功するのであればヒアリングを行うことも非常に重要なものである。もっとも誰とヒアリングするのかと言うと仲介業者から金融機関である。それぞれのヒアリングをいかにして行い、なおかつ優良な不動産投資を行ったら良いのか、そのことを取り上げているのが本書である。 第1章「不動産投資の成功 […]

実践!交渉学~いかに合意形成を図るか

ビジネス書のコーナーに行くと色々な「交渉術」が並んでいる。私自身交渉事がけっこう苦手であるため、ビジネス書でも交渉術を読んだり、取り上げたりする。 しかしよく考えてみると「交渉」はビジネス特有のものではない。そもそも交渉とは、 「1.ある事を実現するために,当事者と話し合うこと。かけあうこと。  2.人と人との結びつき。かかわりあい。関係」(「大辞林 第三版」より) とある。ビジネスの要素は強いも […]

交渉力

スポーツの世界のみならず社会に関わる様々なことについて「交渉」というのは避けて通れない。本書は野球のFA交渉などで引退した野茂英雄をはじめ数多くの選手の代理人をつとめてきた団野村氏が自らの体験をもとに交渉力を伝授する一冊である。 第一章「交渉とは何か」 著者自身交渉は下手であると書かれている。このことについて書かれているからでこそ自分の交渉力がわかっている何よりの証拠である。そういう人ほど周りから […]

北方領土交渉秘録―失われた五度の機会

著者の東郷和彦は戦前・戦時中に外務大臣を務めていた東郷茂徳の孫である。祖父の後を追い著者も外交官としてロシアにわたり、数多くの北方領土交渉にあたった。本書はその五度の機会を含めた北方領土交渉を克明に描いたものである。 まず2月7日とは一体何の日なのか知っているか。北海道の人でもこの日はピンとこない人が多い。この日は1981年に「北方領土の日」として定められた日である。来年で28年経つ。この日を北方 […]

ビジネス説得学辞典―交渉を支配する986の戦略・理論・技法

ビジネスにおける説得について様々な方法があるということをまざまざと見せつけられた1冊である。 何せ全部で986の戦略・理論・技法があるというから驚きである。 本書の中でも印象に残ったものを紹介する。 「愛国心メッセージの効果」(p.3より) 「愛国心」については散々当ブログでも取り上げていたが、まさかこれが説得の範疇にはいるとは思わなかった。しかし分からないでもない。愛国心をもっていることは自然の […]

闘え、日本人―外交とは「見えない戦争」である

「戦争の反対」はなにか? まず言えることは「戦争」の反対は「平和」ではない。もしも「戦争」の反対が「平和」であると信じ込んでいたらここで正してほしい。 「戦争」の反対とは一体何か?当然戦争を行わないことである。戦争を行わないということは当然戦争回避するために交渉を行う。その交渉を行うこととは……そう「外交」である。 つまり「戦争」の反対は「外交」である。 日本人の歴代の外務大臣や外務官僚はそのよう […]