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企業

サクッとわかるビジネス教養 経済学

「経済学」は私たちの日常の中にある「経済」を紐解いていく学問である。しかしながら、その経済学における「理論」は思っている以上にとっつきにくく、得手不得手が大きく表れる学問とも言える。 もちろん理論を細かく読もうとすると取っつきにくくなるところで本書に入る。本書は「サクッとわかる」と銘打っているように、経済学を、より身近な生活のなかで、さらにはビジネスの中でどのようにして「経済学」が息づいているのか […]

ソーシャルX 企業と自治体でつくる「楽しい仕事」

松下電器産業(現:パナソニックホールディングス)の創業者である松下幸之助が「企業は社会の公器」という言葉を残している。企業は利益を追求することはもちろんのこと、社会に対して何かしらの貢献を行っていく必要があることを示している。 その「社会貢献」の一つとして行政との連携による、地域貢献なども挙げられるが、本書はそれとは異なる「官民共創」を挙げている。そもそも官民共創とは何か、そして官民共創を成功に導 […]

日本企業の復活力 コロナショックを超えて

コロナ第6波が猛威を振るっている。現在ではまん延防止等重点措置を行っており、いつ再び緊急事態宣言が出るのかということ、さらにはワクチンや飲み薬がどうなっていくかと言う動きもあるのだが、今日でも満員電車に揺られながら通勤・通学するサラリーマンや学生もいる。 日本はテレワークやデジタル化といった動きは見せていたものの、コロナ以前の動きはかなり鈍かった。それがコロナの影響かどうかは不明だが、日本はデジタ […]

五色の辻

近年は新型コロナウイルスの感染拡大により、様々な業界にて苦境の状況が続いており、倒産や閉店も続いている。昨年は特に顕著であった一方で、今年は何とか落ち着きつつあると言った所なのかも知れない。 本書の舞台となる呉服問屋はコロナに限らずとも、呉服業界の苦境と同じように、厳しい状態が続いていた。そんな中で銀行マンでありつつ、企業再建に乗り出す大男が、京都の呉服問屋の再建に乗り出した。銀行マンというとカネ […]

寄り添うツイッター わたしがキングジムで10年運営してわかった「つながる作法」

ここ最近、私のマイブームとして企業公式ツイッターを観ることである。企業によっては真面目に告知だけを行っている企業もいれば、法令遵守の範囲内で荒ぶる企業(どこの地域のどこの企業かは言及しないが)もいる。実際に後者の方がかなり面白くあり、なおかつある種宣伝効果を見出し、さらには異業種でのコラボレーションを生み出すと言った効果もあるため侮れない。 その中で本書は、企業公式ツイッターの「キングダム」こと「 […]

2020年以降の業界地図 東京五輪後でもぐんぐん伸びるニッポン企業

本書は出版されたのは2018年であるため、現在では少し状況が変わっているかもしれない。というのはそもそも東京オリンピックは新型コロナウイルスの影響により、現時点で2021年に延期することが決まったのだが、終息するかどうか不明の状況のため、今後開催面も含めてどうなるかわからない。そのため今年以降の業界地図としてどのような企業が伸びるのかと言うことを念頭にして見ておいた方が良い。 第1章「電気自動車で […]

SDGsとは何か?―世界を変える17のSDGs目標

ここ最近出てくる「SDGs」は「Sustainable Development Goals」という綴りの頭文字などから来ており、日本語にすると「持続可能な開発目標」という。もっともこれは今から10年後にあたる2030年までに持続可能な社会とするための指針として2015年の国連総会で採択されたものである。「SDGs」は国や自治体を飛び越え、民間企業でも経営的な観点から導入されることもあれば、これから […]

アグリカルチャー4.0の時代 農村DX革命

農業というと、最近のニュースでは良い話を聞くことがほとんどない。農家というと、困窮してしまい、農業を廃業する方々も出てきているという。またここ最近では災害により、収穫も落ちてしまうといったことも目にする。その一方で企業が農業に進出し、「農業のビジネス化」といった動きも見せているのもまた事実としてある。 本書はその中でも「スマート農業」という農業をデジタル的な観点で技術革新を起こし、新しいビジネスと […]

イノベーションはなぜ途絶えたか―科学立国日本の危機

イノベーション(改革)は人にしても、企業、さらには業界にしても必要なことであるのだが、往々にしてイノベーションは失敗することがある。本書は日本における科学や産業におけるイノベーションが途絶えたことを主張しており、かつその原因としては日本の社会構造そのものにあるとしている。その理由と、対策について本書にて述べている。 第一章「シャープの危機はなぜ起きたのか」 今でこそ台湾の企業である「鴻海」の傘下と […]

ギロチンハウス―課長 榊江梨子の逆襲

タイトルからして物騒なものである。処刑台かと思いきやある会社の「閑職」と言われる所であり、なおかつ「追い出し部屋」と呼ばれるところであるという。通称「リストラ小屋」と呼ばれており、リストラを待つのみとしている人びとが配属されるところであるという。 本書はそこに配属された3人が、逆襲をするという物語である。そう考えると社会派小説のように思えるのだが、その中である「事件」が起こる。その事件の真相を紐解 […]