TAG

倒産

倒産法入門―再生への扉

新型コロナウイルスの感染拡大により倒産が相次いでいる、と言うニュースが流れるのだが、実際の統計では2020年度(2020年4月~2021年3月)では7809件で2000年以降では「最少」だった(「帝国データバンク」より)。コロナ関連の倒産もあったのだが、補助金などの緊急支援策を続々と出し、適用したことにより、倒産が抑えられたのも要因としてある。 ただ、「倒産」となると、勝手に会社を清算して良いかと […]

奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの

かつて、北海道札幌市に「くすみ書房」という本屋があった。もったいないことに私自身1度も行ったことがなかった。もっと言うと存在自体本書に出会うまで知らなかった。そのことを後悔してもしきれないほどである。 もともと「くすみ書房」は札幌市の琴似・大谷地と構えており、経営危機に陥った頃からユニークな試みを行い、マスコミでも取り上げられたほどであったという。独自の試みを行い、一時的に回復したが、2015年に […]

銀行の罪と罰―ガバナンスと規制のバランスを求めて

「銀行」と言うと、生活の中ではお金を預けたり、引き出したりするようなイメージがあるのだが、他にも存在する。会社を経営している方であれば、融資を受けると言ったこともあるなど、まだまだ知られていないような業務も存在する。 しかしその銀行は日本の経済を動かすような存在であり、倒産の危機になってくると、公的資金を投入するような事例まで存在する(もちろんそういったことが受けられず倒産した例もある)。本書は銀 […]

だから、あんたは不幸やねん―見方を変えれば、人生は逆転する

人の「幸」「不幸」はそれぞれの価値観で決まる。その価値観の中で自分は「不幸」とへりくだる人も少なくない。 企業にしても少なくない。景気は上向きになっているご時世であるが、それでも倒産になる、ならずとも火の車状態になる様な状態になっている企業も少なくない。 本書は「企業再建屋」「人生立て直し屋」と呼ばれる経営コンサルタント・桂幹人が様々な人との出逢いを通じて、仕事とは何か、会社とは何か、経営とは何か […]

会社ごっこ

2000年代初頭もそうだったが、現在でも起業する方々は少なくない。 あらかじめ言わなければいけないのだが、本書は小説であるが、著者自身のリアルな実体験を架空の人物やもの、会社に当てはめているだけである。それを考えると、まさに「ナンセンス」と言われる作品でも笑い事ではなくなってしまう。 本書は自ら上京し、就職したが、倒産の憂き目に遭い、一念発起して起業するも、またも倒産の憂き目に遭った方の実話をもと […]

会社は倒産体質――倒産リスクとの戦い方

会社は存続年数の長短に問わず「倒産」というリスクが伴っている。これは紛れもない事実である。その証拠として日本最古の企業である「金剛組」を例に挙げると創業当時からずっと金剛一族が経営してきたが高度経済成長から続く熾烈な建設競争のあおりを受け経営危機に陥り、2005年に金剛一族の経営から、郄松コンストラクショングループの傘下として企業は存続されている。「倒産」する危険性があることは100年以上続いてい […]

「失われた十年」は乗り越えられたか

1990年代前半にバブルが崩壊し、経済は長く減速した。奇しくもバブル時代後期に当時の「エコノミスト」の編集長であったビル・エモットが「日はまた沈む」を発売し、日本はこれから長い不況に陥るだろうと予言したが、まさにその通りの展開となった。それから北海道拓殖銀行や山一証券など大手企業が次々と倒産。 倒産しなくても大規模なリストラにより、失業によって路頭に迷う労働者も急激に増えた。また就職事情も氷河期化 […]