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先生

PTA モヤモヤの正体 ――役員決めから会費、「親も知らない問題」まで

よく教育の世界以外でも有名になっている「PTA」。これは「Parent-Teacher Association」の略であり、教師と先生との関係を構築・支援していく団体を表している。交流の場としても扱われるのだが、PTA自体が「おかしい」の伏魔殿とも呼ばれている。実際にとある政治学者がPTA会長になったというコラムがあり、PTAのおかしさをしてきたことは話題となっている。本書もまた記者の観点からPT […]

あの子どもたちが変わった驚きの授業―授業崩壊を立て直すファシリテーション

本書はとある中学校の授業によって授業崩壊を立て直し子どもたちが変わることができた授業の様子を取り上げている。近年では教育にまつわる問題が絶えず起こっているのだが、教育の舞台の主人公はあくまで「生徒」であり、子どもたちである。その子どもたちをいかにして成長するのか、試行錯誤を行う必要があるのだが、その手助けを行うのが教師の立場としての仕事の一つである。本書はその子どもたちが変わった授業ができるまでの […]

歴史はバーで作られる

本書のタイトルを見ると「どうやって歴史を作るの?」と疑問に思ってしまうほどである。そのバーで歴史学者が侃侃諤諤の議論を行うことにより、史実と考察を行っていくことによってつくられるというのだから、本書のタイトルは成り立つという。 本書で取り上げる「歴史」は「マヤ文明」や「源義経」「銅鐸」のことについてである。いずれにしても歴史的な考察で議論を呼んでいるのだが、未だに結論が出ていない要素も数多く存在す […]

保護者はなぜ「いじめ」から遠ざけられるのか

いじめは親からは全くと言ってもいいほど見えない。現在であれば「個人情報」を印籠にして隠そうとし、なおかつ一昔前も「いじめは起こっていない」と言い、もみ消そうとする。現に生徒同士でいじめを起こすだけでなく、ケースによっては教師が加担するようなことさえある。そのいじめに対してどのように解決の道筋を立てていけば良いのか、それは親を遠ざけないことにある。しかしなぜ遠ざけようとするのか、そしてそれをされてい […]

まっぷたつの先生

「まっぷたつ」と言っても物理的にそうなったら怪奇小説であるのだが、本書はそうでなく、人格、あるいは時間軸的に「まっぷたつ」を表している。「時間軸的」というのが本書において最も重要な要素であり「現在」の自分と「過去」の自分それぞれを表している。その表している中でどのような交錯があったのかを描いている。 その交錯は人間における変化を表している一方で、ある年代を2つ取り上げつつ、ぞれぞれの境遇と過去と現 […]

いじめと探偵

「いじめ」と言う言葉が出たのは80年代に入ってからのことで、社会問題化したのは94年、それ以降「いじめ」が教育現場の悩みの種としてはびこり続けている。特に最近では死亡事件に発展する、あるいは大人でもゾッとするような事件まで起こっている。 そしていじめと関連してもう一つあるのが、いじめの事について探偵に調査を依頼してくるケースも少なくないという。本書は実際にいじめ調査を数多く行ってきた探偵がみたいじ […]

ヤンキー最終戦争 本当の敵は日教組だった

確か私が高校生だった頃の話である。「ヤンキー母校に帰る」という一冊がベストセラーとなり社会現象となった。それから同名のドラマが生まれ、ドキュメンタリーにもなった。 「ヤンキー先生」と呼ばれた著者はやがて高校教師を辞し、教育委員会を経て、国会議員となった。 なぜ著者は高校教師を辞めたのか、国会議員となったのか、本書は教育現場の現状を目の当たりにし、怒り震えた要因は何なのか。本書はそのことについて「全 […]

1万回の体当たり

私はあまりラグビーを見たことがないのだが、ラグビーでもっとも有名なものといえば、ドラマ「スクールウォーズ」がある。これについては全部ではないものの観たことはある。最近では今年の花園の決勝戦、東福岡対桐蔭学園くらいである。 本書は熱きラガーマン石塚武生の生涯とラグビーにかける熱い思い、ラグビー哲学、そしてラグビーで得た人生論など生前の石塚氏を追いかけた一冊である。 第1章「石塚武生の原型」 石塚氏が […]