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友だち

友情だねって感動してよ

青春と言うべきか、衝突と言うべきか、少年・少女たちの人間模様をこれでもかというくらい青臭く描いた短編集である。おそらく「思春期」、あるいは「青年期」と呼ばれるほどの多感な時期であるだけに、わかり合いたいといった感情を持ちながら、人間関係の衝突を繰り返していく。 その「衝突」を通して、心的な「傷」を突くことが往々にしてある。その傷を越えて、友情を見出していくと言うものである。 「青春」とはいったい何 […]

友だちはいらない。

なんともインパクトのあるタイトルである。自分自身は友だちや仲間はそれなりにいるのだが、それが負担になるようなこともあったのだが、著者は友だちがいたものの、必要がなく、もっと大事なことがあるという。そもそも友だちは著者にとってどのような存在なのか、そして友だちはなぜ不要なのかそのことを自らの体験で持って綴っている。 第一章「友だちは幻想である」 著者はそもそも友だちは幻想そのものであり、相談をするこ […]

友だち不信社会

「友だち」と呼ばれる存在は学校・会社問わずかけがえのない存在である。しかしその「友だち」そのものの存在が信じられないものになってしまっている。もっとも「いじめ」が顕在化した80年代後半~90年代前半もあるのだが、インターネットなどが普及したことにより「掲示板サイト(裏サイト)」やメールなどでの誹謗中傷の書き込みやメールが相次ぎ、それが心の傷となり、自殺に追い込まれる人もいる。 本書はそのかけがえの […]

友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル

私は「友達」という言葉ほど甘美でありながらも危険な言葉はないと考えている。周りに「友達」がいれば当然親身になること模でき、相手との距離も縮められる。しかしその反面、相手が悪事に手を染めていることによって、それにつられて手を染めてしまい、人生の落とし穴にはまるということにもなりかねない、甘美な響きでありながらも危険な要素もはらんでいる。 さらに昨今では「空気を読め」というような言葉も乱舞するなど、「 […]