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台風

生きのびるための流域思考

「流域思考」と言うとけっこう学術的でとっつきにくいイメージが持たれる野田が、実際には台風・洪水に対しての災害対策、および防災のために川の流れを知り、対策を行う考え方を表している。毎年のように台風、さらには豪雨などによる洪水被害は後を絶たず、さらには河川の氾濫も起こっている状況にあるため、流域思考は重要な考え方とも言える。本書はその河川の氾濫をはじめとした災害対策における「流域思考」とは何か、そして […]

今こそ、問われる地域防災力

今でこそ台風シーズンであるため、強い台風が日本に接近・上陸する恐れがあり、近年では甚大な被害を受けることが多くなった。さらに言うと、火山噴火や地震といった災害などもあり、「防災」に対する意識は国・地域・国民一人一人といったレベルでも高まっている。 そこで本書である。本書は「地域防災」として10年前に起こった東日本大震災前後の防災の事情と、地域における災害の連携を事例とと共に取り上げている。 第1章 […]

水害列島

梅雨の時期である。この時期になると雨が続き、所によっては災害級の豪雨になるケースもある。梅雨にまつわる豪雨の中で記憶に新しいのが一昨年の7月に西日本を中心とした「平成30年7月豪雨(以下:西日本豪雨)」がある。平成に入ってから豪雨による死者が初めて250人を超えるほどの水害だった。梅雨に限らず、それを過ぎる前後の時には台風がやってきて、風水害などを起こしており、昨年の2つの台風による被害は今もなお […]

いのちを救う災害時医療

「災害(天災)は忘れた頃にやってくる」と言う言葉がある。しかしながらここ最近では忘れていないときにもやってきており、特に台風は毎年のように上陸しており、場所によって甚大な被害をもたらす。昨年上陸した台風15・19号は今もなお爪痕を残している。 そこで本書である。災害発生時に、医療は大事になってくる。災害により怪我を負う、あるいは二次災害における病気なども発生することも往々にしてある。その中で災害時 […]

気象予報と防災―予報官の道

私自身、気象情報は毎日気にして見る。インターネットもそうであるのだが、天気予報専用アプリもダウンロードしており、日々のチェックは欠かさなくなってしまっている。特にこの時期は台風もあるため、尚更とも言える。 その気象予報はどのような歴史を辿り、なおかつ気象予報士はどのようにして予報を行っていくのか、そのことについて取り上げているのが本書である。 第一部「天気のしくみ」 第一章「大気のふるまい」 空気 […]

世界のどこでも生き残る 異常気象サバイバル術

災害は世界どこにでもある。しかし程度や規模、種類によっては地域によって大きく異なるため、なかなか一概にこの災害が世界中に起こるとは言えない。本書は自然災害の中で特に主だった4つの災害にスポットを当てて、どのように生き残れば良いのかを伝授している。しかも本書の中には今の日本の状況についてホットな対策となるため、そこも併せて取り上げていく。 Part1「雨による災害」 台風の時期であり、最近でも台風1 […]

りすの四季だより

本書のタイトルを見ると、春夏秋冬のことをエッセイにまとめた者かと思いがちであるのだが、本書の中身は防災に関する一冊である。しかしながら四季折々だからでこその災害もあり(もちろんそれに関係なく起こる災害もある)、それに見合った防災の方法がある。本書はその四季に織り込みながら防災はどうしたら良いのかを伝授している。 1章「春 新しい出会いの季節に」 避難をするためには防災グッズを集める必要があり、それ […]

大避難 何が生死を分けるのか―スーパー台風から南海トラフ地震まで

今年は何かと災害の多い年であった。今年に入ってから西日本、さらには関東でも豪雪になり、夏初めには西日本を中心とした豪雨、さらには21号・24号の2個の台風による甚大な被害、さらには春には山陰、6月には大阪北部、そして9月には北海道胆振東部を中心とした地震が相次いだ。特に9月は北海道で初めて震度7の地震が起こり、一時は北海道全体で停電をするといったことまでに至った。その中で避難や官民問わずの防災対策 […]

ドキュメント 豪雨災害――そのとき人は何を見るか

今年も昨年も台風をはじめとした豪雨が起こり、甚大な被害を受けたところもある。私の故郷である北海道も昨年は甚大な被害を受け、特にジャガイモなどの農産物に深刻な打撃を与え、実際にポテトチップスの生産が減少するといった話もあった。 豪雨はほぼ毎年のように起こっているのだが、本書は実際に豪雨を襲った2つの町村をケースに出しつつ、もしも首都で豪雨被害が起こったらどのようになるのか、そのことをシミュレーション […]

防災・減災につなげる ハザードマップの活かし方

昨日・今日とで西日本を中心に今シーズン最強の寒気が入り、大雪・暴風雪に見舞われた地域が出た。特に奄美大島では115年ぶりに雪が観測されると言ったこともあった。この状況が長期に見舞われると「雪害」と呼ばれ、災害となってしまう。 災害と言えば昨年の9月に茨城県常総市で起こった鬼怒川の氾濫などがある。さらに遡ると5年前の東日本大震災があるのだが、それがきっかけとなって全国にハザードマップが認知されるよう […]