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いのちは輝く-わが子の障害を受け入れるとき

結婚して、子どもをもうけることの幸せはこの上ないことである。しかしながら、その子どもが障害を抱えてしまったらどう受け止めるか。多くの人はその現実に受け入れられないほどの困難・理不尽に直面することとなる。 その困難と呼ばれる現実からどのように受け止め、前を向いて育てていくか、本書はその家族たちの現実を取り上げている。 1章「あなたは、その現実を受け入れることができますか?」 生まれたばかりの赤ちゃん […]

100歳までに読みたい100の絵本

私自身読書会に積極的に参加していた時期があった。今から9~10年ほど前の時であり、その時は数多くのイベントに参加していたころと同時期であり、当ブログでも感想を書いている。その詳細についてはカテゴリ「セミナー&パーティー出席記録」にすべて収録されている。 この時期に知ったのが「絵本読書会」である。この会では男女関わらず、大人たちがそれぞれの絵本を持ってきては議論をするといった会だった。と同時 […]

海の乙女の惜しみなさ

本書は短編集であり、表題を含めて5編収録されている。その5編は舞台も境遇も異なるとは言えど、共通している部分として「どん底」という言葉がある。その「どん底」が海にもそれぞれあるのだが、そこが深い所を意味している所から「海」を連想できる。 ちなみにそのどん底としてはアメリカ的な考え方や精神から来ているものが多い。またそのアメリカ的な精神と、それぞれの主人公はそれなりの年齢であるため、「老い」と「死」 […]

車いす犬ラッキー 捨てられた命と生きる

足が不自由になり、日常に支障を来すのは何も人間ばかりではない。動物もまた、不自由な人生を送ることがある。その不自由な中で捨てられた命を人間が拾い、生き延びることができた犬がいる。その犬は車いすをつけて生きることとなったのだが、そこには生と死のはざまを生きることとなった。その犬と人間との関わりについてのノンフィクションの物語を綴っているのが本書である。 第1章「車いすの犬」 その車いすのついた犬は「 […]

ハッピーバースデイ3.11~あの日、被災地で生まれた子どもたちと家族の物語

あの震災から4年を迎えた。復興に向けて歩を進めてはいるものの、未だに傷跡は癒えていない。それだけにもどかしさも感じてしまう。 しかし、悲しみに満ちた震災の中で産声を上げた音がそこにはあった。 それは新たなる命の誕生の音である。 本書は震災前後に生まれた11人の子供の誕生エピソードについて、その前後に起こった震災を交えて紹介している。 もう二度と戻らない失われた命の中で、生まれた命は今もなお生き続け […]

はじめて学ぶ生命倫理~「いのち」は誰が決めるのか

「命」あり方に関する考察は哲学や倫理学、宗教学など多くの角度から考察を行っている。本書はあくまで「倫理学」の立場から見た「命」を論じているが、「命」そのものの定義のみならず、「生」と「死」の定義や誰が決めるのか、についても論じられている。 第1章「いのちの「終わり」は誰が決めるのか」 「尊厳死」ということばが幅広い学問から議論がなされている。それだけはなく「安楽死」に関しても議論の対象となっている […]

命の値段が高すぎる!

「命の値段」とは何なのかというと、簡単にいうと「医療費」のことをいっている。医療費をつぎ込むことにより自分、もしくは他人の命を持続させるということから「命の値段」と形容している。 しかしその医療費もだんだん高くなっている。医療の高度化、さらに国から捻出される医療費が削減されることによって国民負担額が増額の一途を辿っている。 本書はそのような医療の現状について、なぜそうなったのか、そしてこれからの医 […]