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品格

端正な生き方

人生をどのようにして生きるかは人それぞれである。しかし、どうせだったら「楽」に生きる方が良い。ではどうしたらよいのか。著者は「端正」かつ「凛とした」生き方をすると良いという。「端正」とは、 「きちんとしていること。行儀や姿が整っていて、乱れたところがなく、立派であること」(「広辞苑 第六版」より) とあるが、果たしてどのような生き方を求めたらよいのか、生き方や考え方、求めるもの、礼儀、幸福などあら […]

横綱大鵬 晩節のかがやき

も一昨日、大相撲九州場所にて、横綱・白鵬が歴代最多タイとなる32回目の優勝を果たした。その一方で、だめ押しや懸賞金の取り方が横綱審議委員会で問題になり「態度が悪い」と批判する声もあった。っとも「横綱の品格」とはいったい何なのか、大鵬と白鵬とはどのような違いがあるのだろうか、本書は大鵬の相撲時代を振り返りつつ、晩節の潔さと横綱の品格について取り上げる。 第一章「国技再生を託す「新しい風をふきこめ」」 […]

角界モラル考―戦前の大相撲は「おおらか」だった

近年は「モラル」や「八百長」などで騒がれている角界であり、かつ横綱白鵬が一強時代を築いたが、それが崩れ始めいよいよ戦国時代と呼ばれるようになり、だんだん面白くなってきたとも言える。 そもそも角界は「神聖」なものなのかと思ってしまうが、本書を読むと「高潔」かつ「神聖」な存在の相撲のイメージが崩れる。しかしなぜ「神聖」で「高潔」なものになっていったのかがよくわかる。 戦前、戦後間もない時、そして現在の […]

猫の品格

普段はあまりいわない話であるが、私は大の猫好きであり、それも野良猫がくると必ず鳴き声の声真似をして振り向いてくるのを楽しみにしている。たまに近づくことがあればその場を離れずじゃれあうこともある。 私事はここまでにしておいて、猫好きの人は野良・ブランドの違いはあれど、好きな人がおり、実際に飼っている人もいる。本書のいう「猫の品格」とはいったいどのような事をいっているのか、そしてどの猫の事を言っている […]

横綱の品格

今年の始め、横綱白鵬が連勝を重ね、双葉山の記録した69連勝を更新するのではないか、と囁かれ始めた。しかし記録は稀勢の里に敗れ連勝は63でストップしてしまった。69連勝の壁の厚さというのを感じさせた印象だった。その双葉山も前人未踏の70連勝にならなかったとき、師と仰ぐ安岡正篤に打電した、「未だ木鶏たりえず」も名言としてあげられている。 本書は横綱としてどうあるべきかを説いているように見えるタイトルで […]

教師の品格

あなたにとって「教師」とはどのような存在なのか。 あなたが考える、理想の「教師」というのはどのような人か。 「教師」のあるべき姿とは何なのか。 今に始まった話ではないのだが、教師による犯罪や子どもたちのいじめを教師が放置するといった事件が起きているのは言うまでもない。 子供たちにとって勉学を教えられるばかりではなく、両親以外に礼儀や人生を教える立場にあるのが教師の役割と言ってもいいだろう。 「品格 […]

江戸っ子の教訓

噺の中には人生訓を学ぶことができる。本書は噺家の桂小金治師匠(もともと真打にはなっていないが、「師匠」と呼んでも差し障りない)が自らの半生を交えて江戸っ子、もとい元々日本人にあった粋や礼儀、人情といったものを綴った渾身の一冊である。 第一章「江戸っ子の人情」 著者が二代目桂小文治に入門してから前座時代で体験した人情、「怒りの小金治」として名をはせた「アフタヌーンショー」時代でのエピソードまでの人情 […]

日本語は死にかかっている

今、日本語がおかしくなっているという人が多い。しかし過去を紐解いて見てみるとどんな時代でも「日本語がおかしくなった」「日本語がおかしくなった」という声がやまない。しかし今のほうがその声が強い。それは一体何なのだろうか。本書の冒頭で「日本語は醜くなっている」とあるが本当なのだろうか。 序章「日本語は死にかかっている」 私もこれまでいくつかの本で「日本語」に関する本を読んできた。私なりの見解ではあるが […]