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国際人権入門――現場から考える

「人権」と言う言葉を色々な所でよく聞く。「人権」とは、 人間が人間として生まれながらに持っている権利。実定法上の権利のように恣意的に剝奪または制限されない。基本的人権。「広辞苑 第七版」より とある。特に日本国憲法では辞書でも書いてある「基本的人権の尊重」が第11条に明記している。しかしながら現在「人権」はどうなっているのか、国内外における人権についての現状とこれからについて取り上げたのが本書であ […]

世界はジョークで出来ている

衝撃的なタイトルであるのだが、そもそもジョークにはそれぞれの国の背景があり、国によってジョークの作り方も異なってくると言う。ジョークから世界を見てみるとこのようになると言うことを一冊にまとめたのが本書と言っても過言ではないという。 第1章「中国」 中国はもはや「大国」の一つとして挙げられるほどだが、そもそも大国となったことばかりでなく、共産党の独裁体制、さらには情報統制、現国家主席である習近平に対 […]

世界文化遺産の思想

ユネスコにて登録されている「世界遺産」は「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3つに分類される。その中でも「文化遺産」は歴史的なことについて取り上げる「有形」の遺産を表している(他にも「無形文化遺産」があるのだが、本書はあくまで世界遺産なので有形のものを取り上げる)。そもそも世界文化遺産はいつからでき、どのような定義を持っているのか、そのことを取り上げている。 Ⅰ.「世界遺産条約の成立と「世界遺産 […]

テロルと映画 – スペクタクルとしての暴力

「テロ」は今も昔もあるのだが、その「テロ」を題材とした作品も映画・音楽・ドラマをはじめ、ありとあらゆる分野で取り上げられている。もっとも映画も数多くあるのだが、「テロ」を通じてどのような表現を醸成しているのか、そして「テロ」についてどのように訴えているのか、様々な題材とともに取り上げている。 第1章「暴力のスペクタクル―メディアのなかのテロル」 暴力による「テロ」はニュースでも数多く取り上げられて […]

国際正義の論理

「国連安全保障理事会におかれましては、その議題について、客観性をもって、国際法の規定並びに正義及び衡平の原則に従いつつ討議をする義務があります。」(p.7より) これは国連の安全保障理事会からある国へ送られた書簡である。ある国は5年前の3月に戦争を行い、民主化というのを名をうって復興に取り組んだが、結局泥沼化に陥ってしまった国である。当然その国の大統領、及びその国の信頼は大きく失墜してしまった。も […]