TAG

地球選書

未来をひらく道 ネパール・シンズリ道路40年の歴史をたどる

東アジアと東南アジアの間に挟まる国であり、なおかつヒマラヤ山脈にも面している国であるネパールは山道が多く、長らく道を拓くことができなくなっていた。しかしながらその道を切り拓くことのできた日本人たちがいた。その日本人たちの活躍とネパールに道ができるまでの過程を取り上げている。 第1章「山に道を通す」 アジアにおける国の狭間にあるだけあり、冷戦の戦いにも巻き込まれた。その時代にはまさに「道なき道」と呼 […]

森は消えてしまうのか?―エチオピア最後の原生林保全に挑んだ人々の記録

森は大切な存在であるのだが、本当のところ森が失われるようなこともある。日本では多くなったり少なくなったりと言ったものよりも、海外資本が購入すると言ったことがあるのだが、国外に目を向けてみるといくつかの国々は森林の面積が減るような現状がある。エチオピアもその一つであるのだが、その森を保護するための動きを取り上げているのが本書である。 第1章「最後に残された森を救え!」 アフリカ最古の独立国であるエチ […]

ぼくらの村からポリオが消えた

「ポリオ」とは正式には「急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)」と呼ばれ、通称は「小児麻痺」としても挙げられる。また英訳すると「ポリオマイアライティス」という。それが略されて「ポリオ」と呼ばれている。日本では現時点では罹患者はごくわずかではあるのだが、ポリオワクチンを巡った動きについては神奈川県を中心に2010年代前半にあった(国産不活化ワクチンの動きであり、国の承認に先立って神奈川県が先立っ […]

中米の子どもたちに算数・数学の学力向上を

発展途上国や新興国に対して、教育を伝えることもまた国債貢献の一つである。その中でも日本では教科書開発を行い、海外に伝えるといったことを行っている。本書はその中でも中米諸国に対して、算数・数学を向上するための教科書開発を行った方々の姿を取り上げている。 第1章「すべては協力隊から始まった」 日本と中米とでは距離もそうであるのだが、文化・言語など様々な違いがあるのだが、ほかにも教育のカリキュラムの違い […]

地方からの国づくり

地方から国へと言った動きは日本でもある。かつて「地方創生」と言う言葉が与党から出て、地方を強くすることをスローガンとしているのだが、実際にはなかなかうまく進んでいない現状がある。その現状から脱するために自治体の間の協力が行われているのだが、本書は主にタイにて自治体間協力を行うモデルをつくり、成功に導いた話を取り上げている。 第1章「自治体間協力という発想」 地方自治を強くするためには手段が数多くあ […]

クリーンダッカ・プロジェクト―ゴミ問題への取り組みがもたらした社会変容の記録

バングラデシュは発展途上国の一つであり、なおかつ新興国の一つである。経済成長や人口増加も目覚ましく、特に首都であるダッカではそれが顕著となっている。その一方で環境問題、その中でも「ゴミ」に関する問題が深刻になっている。もっともその「ゴミ」に関する問題は日本に限らずどこの国にもあるのだが、社会的事情や経済、宗教など背景は様々である。本書はダッカのゴミ問題を解決に導くための「クリーンダッカ・プロジェク […]