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大名

天を想う生涯~キリシタン大名 黒田官兵衛と高山右近~

キリシタン大名は数多くいるのだが、その中でも有名な人物もいる。とりわけ本書で取り上げる高山右近は客将として前田家に使えるも、キリシタン大名であることに国外追放され、フィリピンにて逝去した。今から3年前にローマ教皇フランシスコによって列福され、キリシタン大名としては初めて福者となった。 さて本書である、本書は高山右近と黒田官兵衛(黒田孝高の通称)の2人のキリシタン大名がどのような境遇を辿ったのか、そ […]

續 太閤私記

農民から織田信長に仕え、本能寺の変を乗り越え、天下統一を果たした豊臣秀吉。関白から太閤にまで上り詰めるのだが、天下人に至るまでの道のりを「私記」と言う形で創作した一冊である。 もちろん創作なので史実とは所々異なる部分があるのだが、その異なる部分を著者の見せる豊臣秀吉の側面が映し出している。 元々諸説はあるものの豊臣秀吉の人生はまさに「立身出世」と呼ばれるような人生を歩んでいったのだが、信長に仕える […]

南海の翼 ─長宗我部元親正伝

戦国時代には全国的に数多くの大名が生まれた。北から順に伊達政宗、上杉健信、武田信玄、徳川家康、今川義元、織田信長、豊臣秀吉と枚挙を挙げるだけでも暇がないほどである。 本書は土佐藩の盟主、長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)であるが、私は僭越であるが本書に出会うまで全く知らなかった。 ここで「長宗我部元親」について説明する。土佐国の戦国大名である長宗我部氏の第21代当主であり、生まれた当時は土佐の国 […]